二日目は仕事が終わった息子が朝の便で大村空港へ到着 合流の日である。
朝から雨。 やっぱり亭主は雨男や。「旅行中は曇りだよ。」の天気予報も見事にひっくり返してくれた。
長崎道もガスガス。 そのぎの町中で待ち合わせていた息子と無事合流。 雨の中息子のガイドできょろきょろするけれど なんだかテンション上がらない。
これだもんなぁ
ハウステンボスも 左後方に見えるはずだけれど でっかい日航ホテルがどんと 構えているだけ
あ! 軍港だ!
我が県も海があるけれど 軍港というものは無いのでその異様な様子にびっくり 高校生の頃 佐世保でアメリカの原子力船の寄港に反対してデモをやっていた高校生を思い出した。 政治に疎かった私はにとって衝撃の光景だった。
あ ビッグマンだ ここで食べたら佐世保バーガー食べたことになる 行こう!
と息子 ベーコンエッグバーガーを誕生させた店として有名らしいけれど 頼んだのはフィッシュバーガー
「これじゃ 佐世保バーガー食べたことにならん。」と笑う。
平戸市に入ってからもまだ山の中 田平の教会が良いから寄っていこう・・・と
大正4年から三年かけて信者の手によって作られたという教会は 赤い煉瓦を積んだ重厚な感じの教会。
アンジェラスの鐘が遠くまで響き渡る。。。と
熱心な仏教徒(うそです)のわたしには教会のことはよくわからないけれど 建物の美しさは心に残った。
今更だけれど 平戸は島だった 大きな島だった。
これは 平戸島にはいる入り口の赤い橋。 雨の中 すてきな景色・・・とは行かないけれど長い橋 この橋も最近無料化
生月島が良いとか 紐差教会が良いとか いろんな意見が出たけれど 時間の関係で今回は橋を渡ったすぐ 平戸城を中心とする街の中心にしようと決める。
江戸時代 海外からの窓は長崎の出島と思っていたけれど(それは間違いではないけれど) 出島よりも先に平戸ではオランダとの交易がスタートしていたのだった。
異国情緒なるものをイメージしてしまうのは そんな歴史が頭の中にあるのかなぁ? あ キリシタンの町ってイメージもあるね。
幸橋 市役所のそばを流れる境川にかかる橋。 回りを囲む塀には三角や丸の窓が開いているからここも城の一部だったのでしょうか?
1669年に 藩主松浦鎮信によって架けられたそうだし。。。1669年って 1600年が関ヶ原の戦いだから 凄い前のことになる。
オランダ商館の建築と同じ技巧で作られているので通称オランダ橋と言うそうな
雨に濡れた階段をに上っていく。
平戸城 ここはあの水軍松浦党(まつら)のお城だった。まつら水軍についてはとても興味あるのだけれど こちら(愛知県では)あまり情報もなく 何となく憧れている対象だった。
その城の前に 今私はいる。 海を天然のお堀にして作られたお城は山鹿流の縄張りによる日本唯一の平山城だそうです。三層五階建ての城は お天気さえ良ければさぞかし展望が良いだろう。
壱岐までも見えるって言うから。。。さすがに水軍の城だね。
どうしてこのお城無くなったのかって言うと 豊臣方についているのでは無いかと徳川に疑われて この城に火を付けて疑いを晴らしたのだと。。。もったいない。今では 一部が復元されているけれど このお城お天気の良いときに絶対お勧め。
さ 降りますか? 城のお土産屋さんで暇そうにしていたおじさんをからかっている?うちに焼酎8本 カスドース10ヶ 味付きのあごなど買い込む 値切ったりして遊んでいたつもりで 宅急便のお世話になるぐらい買い込むなんて。。。。私たちもあほや
階段をちょろちょろするかにさん 海が近いんだねぇ
平戸市は湾に向かってすり鉢状の土地。 松浦史料博物館が見えるのに行きそびれて。。。。
ザビエル記念教会は?
斜面に緑のチャペルが見える。 くるくる回りながらも到着。 ここから下りは瑞雲寺を通って歩いて帰ることにしたので 息子は下の道で待機。
ザビエル教会 優しい緑の美しい建物。。。と思ったけれど近づいたらコンクリート製?昭和6年の建築なんだって。道理で記念教会っていうはず。
ザビエルがこの地に何度も訪れてキリスト教を布教したと言うことで作られた訳。 田平の教会とは意味が少し違うんだね?
垂直性を重視したデザインだって なるほどね
息子に勧められたとおり坂道を歩いて降りていく。 教会と寺院の見られる道・・・
と言うわけで 函館にもそんな道はあったぞ と思うけれど歩いてみないとその風情はわからない。 傘を差してとぼとぼと・・・
雨はちょっと参ったけれど その分緑がとても綺麗に見える。
こんな道は かえって良いかもしれない。
瑞雲寺
で振り返ってみると
なるほど
平戸ならではの風景かもしれませんね?
今時家の近くでは こんな立派な教会はありませんから。 申し訳なさそうに人家の間にこそっとあります。
あっ! 平戸城が見える。
その後 オランダ商館跡を見に行ったんだけれど 工事中
それでも 平戸の魅力は十分わかったよ。
初めて物語り パンが初めて入ってきたのは平戸 たばこの種が初めて入ってきたのも平戸 それからなんだっけ? 平戸城の売店にも書いてあったんだけれど。。。
とにかく 南蛮貿易の場として 日本人がびっくりするようなものを次々持ち込み それを受け入れてきた平戸の人々はおもしろい食べ物を作り出した。
大昔の日本の玄関 ちょっとわくわくする島でした。 お天気さえ良かったら(まだ言うか)