前に北八ヶ岳の茶臼山から縞枯れ山に登ったとき 別の日別ルートで行った山中間があれは縞枯れ山では無くしばかれ山だったと言っていた。
そのルートは 周回コースだったのでさもありなん。 私が登ったときは ピラタスの山頂駅から五辻 茶臼山山頂ピストン 縞枯れ山 八丁平 縞枯れ山荘を通って坪庭の横に出てくると言うコースだった。
それなりに疲れたけれど しばかれと言うほどでは無かった・・・・と人は悪いことはすぐ忘れるらしい。前のレポ
今回 麦草峠から登ることにする。 標高差280メートルほど な~んだ 楽ちんじゃん。となめたわけでは無いけれど
八ヶ岳は緑の回廊ですか? ふむふむ 今回はこの地図の上三分の一を歩く感じです。
麦草ヒュッテから大石峠 中小場山頂 茶臼山と歩きます。
歩き始めは緩やかな緑の中。 木道もあって 気持ちが高ぶります。
ヒュッテの横から鹿避けネットをくぐって入ります。 鹿の被害はなかなか深刻のようです。
ちょっと足場が悪い道だったり 木道になったりで しばらくはゆったりした登りです。まだ楽しむ余裕があります。
目を開けているのがつらいときも
大きな岩ゴロの道に変わってきました。 この辺の山らしい様子です。緑の回廊は 大きな岩の上にできているんです。
大石峠旧跡と有ります。五辻への分岐とあるので 茶臼山を登らないでピラタス蓼科山頂駅に行けそうです。
道もしっかりしていました。
かたや 茶臼山への道はますます岩がごろごろしてきて 本当に歩きにくい。
傾斜も増してきて はぁはぁ ぜい ぜい ぼとぼと(汗の落ちる音)
来るときに雲の中だったので期待していなかったけれど 今ははっきり見える。 もうちょっと高いところからみた方が格好良いな。
少し前から かなりの年配の男の人が後ろを来ているのを知っていた。 苦しそうに喘いでいる。
お節介な私は (本当は自分もきつくてつらいから) 少し待っておじいさんの様子を見ている。
「きつくて苦しいから 戻ろうかな?」 戻るなら戻っても良いけれど 茶臼山からのパノラマを見ないで帰るのは惜しいなぁ。 様子を見ると ゆっくりならまだいけそう。 後100メートル足らずで山頂に着くはず。
「一緒に いこ? ゆっくりで良いからね。 私もきついからゆっくりいこ」
中小場山頂で これからの登りは少しきついけれど 時間をかければいけるよね? と これは自分にも言い聞かせていること。
縞枯れ現象が現れた景色をしばし楽しんでから 前後してゆっくり山頂へ向かう。
頑張ろう!