Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

オケラ元気? お花博士にありがとう

2010-11-17 00:34:18 | 山歩き

去年の10月28日にお花博士と歩く新城の山を載せたら その中のムラサキセンブリがとても人気があって どこに咲いているか教えて? の問い合わせがいくつか。。。。ムラサキセンブリあまり沢山あったので解らなかったけれど珍しいんだ・・・・

すぐにメールで教えたかったけれど どこをどういったのかさっぱり。。。特に駐車場に入る道は田んぼや畑の中 目印が無くて。。。。来年ね・・・・と

10月28日鍋倉がおじゃんになったので(まだ言うか?)この日一緒に行ってもらうことになってけれど 近づく台風にだめ~  お天気良くないと花咲かないしね

で 11月2日が予備日 「明日は大丈夫」とメールが来て いそいそと支度を始める。今度はどこをどう曲るのか確認しながら行く。

あら~ 駐車場ができているよ。 前は少し迷いながら駐めたけれど  人知れない花の山と思っていたけれど 結構人気の山なんだ。

まず比丘尼城址のある中宇利丸山から入る。 蛇紋岩のぼろぼろ崩れてはげ山になったような丘はすでに花がいっぱい。 

Nezumisasi びっしり実をつけた木です。ネズミサシダソウデネズミって名前がついているからおいしくないんだろうな。

あ この木をネズミの通り道においておくとネズミが嫌がるんだって 和白檀って名前もあるそうだから貴重な木なんだね

におい嗅いでみれば良かった。

Waremokou

ワレモコウやっぱり好きな花。この風情良いね

Murasakisenburi

出ました ムラサキセンブリ センブリと比べると薬効が少ないのでしょうか ここではムラサキセンブリであふれています。形と良い 色と良い 気品あふれる花です。

写真の腕が問題です。 めがひどく悪くなったようで めがねをかけないとピントが合っているのかどうかも解らなくなりました。 で いくつかの画像を削除せざるを得なくなりました。  悔しいですっ!

Yanaginogiku とても小さな花で 撮りにくいですが 柳野菊です。柳のようにいかにも頼りなげにしています。 花は確かに菊の花です。 この花は地味ですが実は 愛知県 高知県 宮崎県の蛇紋岩の土地にしか咲かない珍しい花だそうで絶滅危惧Ⅱ類の花だそうです。

Mikawamatumusisou

三河マツムシソウ 一般的なマツムシソウよりも飾り花が無いので小さく見えます。でもかわいらしい花です。

秋が来るとやっぱり出会いたい。

Yamarakkyo ヤマラッキョは今年は早かったのでしょうか? まだまん丸の堅いつぼみをつけていました。花がほころんでいたのはこれだけでした。 可愛いねぇ。

Turiganeninjin 釣り鐘にんじんもいっぱい咲いていましたが 何とか撮れたのはこの子だけ   情けない

友達のオモニは これを取って煎じて薬にするような事を言っていましたが 何に効くのでしょうか? あ 桔梗の仲間で 咳 痰に効くそうです。

Murasakisenburi2

ちょっと美人のムラサキセンブリです。

Honguusan 目を上げると 一宮の山本宮山が見えます。最近行かなくなってしまったけれど(あ 春に行ったわ)まだまだ未知の部分が多い山です。

稜線を登っていきます。 今日は頂上まで行く気はあまりなく 見たい花を見たら 次の山で違う花を探そう・・・と言うもくろみがありました。

Okera3 あ ありました。 去年と同じところにオケラがありました。 魚の骨を集めてきたようなおかしな萼?似アザミのような花をつける味わいある花は お花博士の大好きな花です。

Okera2 コウヤボウキにも少し似ていますが全然違うよ。 コウヤボウキはその近くにいっぱい咲いていました。 比丘尼城址まで行くとエンシュウハグマが見られると言う情報を山を管理しているおじさんに聞きましたが 私たちは ここで藪こぎをして 隣の山に行くべく斜面を降ります。 時々サルトリイバラのとげが刺さるので お花博士は木の剪定をしながら進みます。

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予約がいる静寂 西大台ヶ原Ⅵ

2010-11-16 13:19:34 | 山歩き

Tozandou5 気持ちよいけれど よく似た景色が続く。 これが道を間違う原因になるのだろうか? 特にこの季節は落ち葉の絨毯が足跡を消す。

Maitake 見て見て

これはな~んだ?

マイタケだよ 天然のマイタケ

びっくりするぐらいのおおきな塊。一抱えもあるだろうか?ちょっと盛りを過ぎているらしいんだけれど(ここでは保護が第一の目的だから取って食べる事しないからね)もったいな~い キロ8000円もするらしい。

Tozandou6 ちょっと下世話なことを考えながら歩くと分岐へ

経ヶ峰 小処温泉へとある。 展望所ともある。 展望所からは東大台の大蛇嵓が目の前に見えるらしい。 行きたい いきた~い  でも30分もかかるのと ガスが少し出始めてきたのとで諦めざるを得ない。 あ 今日は団体でした。

Turibasi

Kasen2

ここはあまりに気持ちが良い場所なのでまたまたしばしの休憩です。

Sarunokosikake

サルノコシカケの仲間がいっぱいついています。 何年もかけて育つのでしょうか? 年輪のように縞模様になっています。

Tozandou7

Kouyou2

赤い吊り橋を二つ渡ったらいよいよ登りに入ります。

ごろごろ岩は登りにくいし 今まであまりにゆったりと気持ちの良い道だったのでちょっとはぁはぁします。

Nobori すぐに緩やかなみちに戻りますが ガイドさんの早さはちょっと堪えます。

Tozandou8

Kiri 霧が深くなったから急ぐのも仕方ないですね?

Nekko ほい 不思議な格好の根っこがあります。 さて問題です。 どうやってこの根っこができたのでしょうか?

私は 大きな岩の上に根っこが伸びてやがて岩が豪雨などで流されて 木だけが残ったと考えました。

ぶぶ~ 岩ではなくて倒木のようです。 倒木が朽ちて元気な木だけが残りました。 当たらずといえども遠からずと考えるべきか? どうも私の考えることはちょっとずれているようです。

Kibasi 風情のある木橋を渡ります。これで全体のほぼ4分の3です。

Torokkomiti ガイドさんが歩いている道は山道にしてはちょっと広いです。

実は大台ヶ原にはトロッコ道がまいているのです。

昔四日市製紙が ここで森林伐採に着手 ヒノキを中心に200ヘクタールもの伐採をしたそうで そのときの名残です。

所々にレールの端切れも落ちていました。 そういう時代ですから今その是非を言う気はありません。 しかし もしそのまま木を伐採し続けたら 今この山はどうなっているでしょうか?

みんなの英知で守っていこうと決めた山だからこれからも残していったら良いです。  大台サンショウウオ たくさんのキノコ ブナの原生林 花の宝庫

降り始めた雨に 大急ぎで残りの道を歩きながらそんなことを考えていました。

入山許可証は一年有効とはいえ今年行くことは無いでしょう。また来年 がんばって取ってみましょう。 芽吹きの山にも入って見たいです。

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予約がいる静寂 西大台ヶ原Ⅴ

2010-11-14 12:00:21 | 山歩き

Tozandou3 ここを超えてまず目に飛び込んできたものは 開けた土地にぽつんとあるトイレらしき建物でした。 いよいよ開拓地にやってきたようです。

Kaitakuato

Kaitakuato2 Kaitakuato3

Kaitakuato4 明治の初めに ここで開拓が行われました。その寒さは想像以上だったのでしょうか?この高野谷を切り開き(かなり広いです)ジャガイモ 稗 そば 大根などの種を播いたけれど実を結んだのは大根と何とか(風雨にさらされて看板消えていた)のみだそうで敗退を余儀なくされたそうだ。 日本でも有数の多雨地帯 冬の半端無い寒さ 日照不足 どれをとっても大変なことだったろうけれど 今目の前に広がる土地を見ていると 潰えてしまった夢に ちょっと胸が痛む。

水も綺麗なのにね。すぐ近くに小処温泉がある。 行ったこと無いけれど ここは人が住んでいるのに・・・・

しばし休憩をして 次へ  ここまでで半分ぐらいでしょうか?

Kasen 高野谷 ワサビ谷を渡って経ヶ峰 小処温泉への分岐まで歩きます。

Tozandou4このあたりは西大台ヶ原と言われる山域では一番標高の低いところ 

ずっと気持ちの良い歩きです。

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予約がいる静寂 西大台ヶ原Ⅳ

2010-11-14 11:27:56 | 山歩き

中ノ谷を超えてからはさらに山深く入っていきます。 と言ってもこの先には面白い場所があります。 開拓跡って言います。 明治の初め 京都のお寺宇治興聖寺が開拓のために入山した場所だというのです。今住所としてのみ残っているのだそうですが どんな場所なのか? どうして今住所だけになっているのか?興味いっぱいです。

Tozandou 左下に沢を見て歩き始めます。やがて沢を離れたらしく深い森にいました。

Miyamasikini2 ミヤマシキミですがなぜか赤い実が全くありません。 鹿が食べてしまっているのだそうです。シキミは毒があるので昔は墓場に植えて動物の墓荒らしに備えたと聞きました。実は毒が無いのでしょうか?

Miyamasikimi 柵の中は赤い実をつけた元気なシキミが。。。花芽ももう準備をしています。 いったいいつ咲く気でいるんだろう?と思えるぐらい早い準備です。 まだまだ寒い冬がやってきます。春まで無事にいるかしら? ジンチョウゲに似たかわいらしい花ですけれど

Koke2 不覚にも名前を忘れました。 食べられると聞いた気がしますが。。。

やっぱりレポはすぐに書かないといけません。

このあたりからは西大台名物?苔ロードです。

Koke3Tozandou2 木にびっしりついたキノコはおいしそうですよ。

キノコは解らないので触りませんが

Koke4 空気が完全に緑色をしている気がします。 良い色です。苔触ってみるとふわっと優しい感触です。

Koke5

Buna ここのブナは白い色していないね と私が笑ったら ブナの木を見てクイズになりました。

この木はブナですが ブナの本当の木肌が現れているところはどこでしょう?

地衣類がついてその上に苔がついているからブナは別の木のようになっておめかししていますが 傷まないのでしょうか?

Ki3 Yamatodani ヤマト谷を渡ります。少し広い川幅ですがだんだん河渡が上手になって来ました。 誰もドボンとはなりません。

いよいよ開拓跡にやってきたようです。

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予約がいる静寂 西大台ヶ原Ⅲ

2010-11-14 01:03:48 | 山歩き

ナゴヤ谷を越えてからは斜面をゆっくり登っていく。時々ドライブウェーからの車のエンジン音が聞こえて驚く。この景色に全く似合わない音だった。

Net あちこちにネットが張り巡らされている。無粋だけれど木肌を保護する作業はとても大変だし間に合わない。このブースはなんとしても森を守るぞって言うネットだよね。

Mori3 こうして守ってもネットのこっち側は丸裸になってしまうんだから 困った。

Ki コシアブラだったかハリギリだったか 忘れちゃった。

どっちもおいしい葉っぱだものね。 この山にはおいしいものもいっぱいあるんだよ。

コシアブラはおひたしに。。。だって おひたしにするほど手に入りません。天ぷらでも十分です。

Harigiri ハリギリの葉っぱです。ハリギリはタラの芽のようにとげで身を守っています。 とても背がたかくなるので 葉っぱを若芽を取るために東北地方ではわざと木を切って伸びないようにするのだとか  一度食べてみたい。

Ki2

Fukurotake あ タヌキノチャブクロや ちょっと前にH先生から教わったばかりのキノコ 突っつくと穴からもわもわと煙のように胞子が出てくる。 これが地面にできているとキツネノチャブクロ

ホコリタケの仲間なんだよね? こんなに早く自分の目で確かめられてうれしい。 それにしても面白いキノコだね。切って中が白いのは食べられるそうだよ。

小さな沢を渡る。 あれ? 今度は三人も流れの中に落ちたよ。 冷たそう。 私は? せーふ

Kato2Sawa なんと美しい景色なんだろう?

ここまではドライブウェーに平行して斜面を歩いていたけれど ここからは昔の開拓地を目指して降りていくので戻るなら今しかないよ。  と言われ もどるもんか こんなすてきな場所にいるのに。

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