Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

予約がいる静寂 西大台ヶ原Ⅱ

2010-11-13 12:49:56 | 山歩き

Genseirin ドライブウェーから比較的近いのに いきなり原生林の趣です。空気が緑色に見えます。

Oodaikkyoukai 大台教会です。

教会と言ってもお寺のようです。檀家さんはあるのかしら? どうやって食べていくの?

と下世話な気持ちが起きるのだけれど 冬になって道路が閉鎖されてもここに住んでいらっしゃるそうです。

ずっと大台の自然とともにいらっしゃるわけです。

すぐ脇が 西大台への入り口になっています。 一度レクチャーを受けると一年間有効な通行許可証がもらえるのでそれを見せます。

Mori いくらか紅葉もしています。 綺麗です。 それにしてもガイドさん早い。下りだからきつい訳ではないけれど もう少しゆっくり味わって歩きたいし 写真も撮りたい。

これが一歩きと違うところやな  はぁ

Mori2

Koke 西大台は こけやキノコの宝庫 次々と現れるキノコはなんだかおいしそうなんだけれど

Nagoyadani 原生林を降りてまずついたところはナゴヤ谷 どんな意味だろう? 愛知県人としては名古屋谷?と思ってしまうけれど

向こうの茶色い群生はテンニンソウらしい。 はぁ こんなに咲いているのか 

Nogoyadani2 沢沿いにはバイケイソウのドライフラワーがいっぱい乱立。

トリカブトも咲くらしいのだけれど この時期だからか気配なし。

マユミの実がはじけていたので気がせいて河渡の時足がドボン ありゃ やってしまった 冷たっ!

どこかで鹿の鳴き声が ケーンと警戒の声を発している。 「おお~い 人が来たぞ~ 気をつけろ~」 東大台では 鹿は登山道を平気で横切る。 何度も見ている。しかし西大台では鹿は野生に戻るのか 遠くで白いおしりを見せて跳ね回っているもののよってくることは無い。 鹿の害は深刻で 木々は手当をしないと枯れてしまい 彫っておくと森林の崩壊に繋がる勢い。 今大台には250匹ぐらいいるそうで 冬人が入らなくなるといくつか駆除をするらしいのだけれど みんな西大台に逃げてきて難しいのだそうな。 人との共生共存の難しさを感じる。

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予約がいる静寂 西大台ヶ原Ⅰ

2010-11-13 12:10:54 | 山歩き

奈良県と三重県の県境にある大台ヶ原 熊野古道を歩いている頃この山を知って何度か通った。お天気が良ければ熊野灘はもちろん 富士山まで見える日出ヶ岳 

Hidegatake  大蛇嵓からへっぴり腰で眺める景色20041015_067

 気持ちの良い見晴らしの正木が原

Masakigahara まだ山歩きを始めたばかりの頃 この景色はとても魅力的だった。今でももちろん大好きだけれど 

この地域は大台ヶ原の中でも東大台と言われるところ。大台ヶ原の名前の原点とも言うべき場所は西大台にある。

北海道の命名者として有名な松浦武四郎氏が探検 開山下と言うことで氏の碑もある。

何年か前までは 出入り自由な場所だった。今度行ってみようと思っているうちに 予約が無いと入れないようになった。 あらら~

予約となるとなかなか行けないものである。 お天気の都合を見て。。と思っていると予約に間に合わない。

10月28日と29日で鍋倉に行く予定だった。 それが人が集まらないと言うことで流れた。 こうなったら一人でも行ってやる~と思ったけれど 信越トレイルの予定表は第一タームの日 あかんやん

で見つけたのが 西大台のツアー やったね

有り難いことに ガイド付き  机に向っての勉強は苦手だけれど人の話を聞くのは大好きな私。 ほんとだって 久しぶりの大台ヶ原にわくわく。 お天気は・・・良いはずなんだけれど 何しろ「弁当忘れても 傘忘れるな」とか言われる地域 ま覚悟決めて行きまひょ

まずビジターセンターでレクチャーを受けます。と言っても山でのエチケットを言われる程度のものでしたが

今日のグループは7人 ちょうど良いくらいの数ですが・・・・さぁ 出発です。 

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今年もやってきた 籾糠山Ⅲ

2010-11-13 00:17:01 | 山歩き

Kinoko 分岐まで大下りの後 沢の左側をゆっくり登っていく。 この道はさほどきつくないので好き。 だんだんに籾糠山の頂上が見えてくる。

Mominukayama 頂上は今頃ガスが切れているだろうか? 猿ヶ馬場は 見えるだろうか? 白山は?

いろんな思いがよぎるけれど きっとだめでしょう。時々すれ違う人はみんな 全然だめだったと・・・・

Ki この木は 去年青空にすっくと立っていて存在感あった。森の番人のように思った。

稜線にはすぐに出て ずっと山の中にいることを忘れるような散歩道が続く。

Tozandou3 この道が頂上からは見えるらしい。木平湿原までの道がとても綺麗なのだと前に聞いたことがある。何度も籾糠山に来ているのに 頂上へは一度しか登った事が無い。 とても狭いしね

でも この道見てみたい。 来年は挑戦かな?

Kaede 雪の重みで曲った木や楓の赤い葉を愛でながら歩くと 木平湿原

やや 盗掘?

声をかけようと近づくと ビニール袋に土ごと詰めたものがいっぱい。 学生のようであり・・・

「こんにちは」と声をかけても全然悪びれる風でもなく ひょっとしたら大学の研究材料として許可を取っているのか?と それ以上言えなかった。 後でMさんに聞いてみよう。。。。(降りたときにはすっかり忘れていたけれど)

Situgen Ki2 籾糠にはたくさんの巨木があるのだけれど 一番大きな木は人が通れないところにあるのだそうだ。 冬になると雪が深くなり すっくと雪の中に顔を出してくるそうだ。

Situgen2 夏にはモウセンゴケの小さな花が咲く木平湿原

赤い模様はモウセンゴケの咲くところ?

小さな湿原を回ったら 下山の開始。 管理人さんがどういう風に回る? と言われるので 「いつものようにカラ谷から木平湿原周りで・・・・」と言ったら 下りがきついので私ならあの道は上りに使うと。。。。 いやいや あの急登はきついって・・・・ 疲れてくると 引っかけたりして危ないんだって

慎重に行きましょ。

Gezandou3  Gezandou2

Gezandou4 Ookudari 綺麗な黄葉を眺めながら 飽きるほどの大下りを降りていく。 最初の分岐が上から見渡せるとうれしい。

Amousitugen2 天生湿原へ戻ると残りの湿原を回り 駐車場に急ぐ。

Kouyou3 お天気に恵まれず すっきりしない紅葉ではあったけれど 今年もこの山に来れたことを感謝。 一緒に歩ける仲間があることも感謝。

お約束の白川郷 荻城址から見下ろす。

Sirakawagou

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今年もやってきた 秋の籾糠山Ⅱ

2010-11-12 21:30:37 | 山歩き

Katura カツラの木は大家族なんだって 真ん中で朽ちたように見えるのはおじいさん おばあさん 新しい命はその横に白い細い枝を伸ばしている。 この木で一番細い枝は 孫 ひ孫の枝 だんだん育って 太くなると元の幹は朽ちていくんだって だからこんな形をしているんだね。 世代交代の木とも言えるけれど私には大家族の木に思える。

ますますカツラの木が好きになった。 

Mago 地元のおばさんとガイドさんは また春来たいなと言って戻って行かれた。 私たちは先に進むよ。

二人を頂上まで行かせたい。

Katura2

Kouyou2 籾糠山の紅葉は黄葉 ブナが多いからね。時々赤い木があるとほんの少しでもきれいだね。

Nagare

Ouyou 谷に沿って登っていくと 紅葉は深さを増してくる。 お天気がいまいちなのは残念だけれど 口をついて出る言葉は「きれ~」

沢の休憩スポットは木平湿原と籾糠頂上への分岐になっている。 ここから頂上へはちょっと急登が・・・・

おまけにガスが出てきて 彼女たちすっかり行く気を無くしている。 これじゃぁ行っても何も見えないかもしれないなぁ・・・

Kyuuto Gasu もう一つの登山道 ブナの木探勝路から来た道と出会うと気持ちが固まった。

「やめて 降りましょう。木平湿原を回って帰ろう。 頂上に行っても何も見えないし。」

で来た道を戻る。現在の標高1620メートル

今回いつもと違う設備が数カ所に配備されていた。 携帯トイレの使用ブース

Toire 試験的なものだそうだけれど これはありがたい。最近バイオトイレなど実にきれいなトイレがあり それが一番ありがたいことは確かだけれど 花摘みと称して草むらに消えるとティッシュの花が咲いていたりして とても不愉快な気分になることが多い。

このブースには 携帯トイレがおいてあって(無料で) ファスナーのついた大きな袋には 真ん中に 天ぷら油を吸い取るようなパッドが入っている。 ブースには真ん中に穴の開いたドーナツ状のいすが置いてあってそこの大きな袋をかぶせる。 終わったら引き出してファスナー付きの袋に入れて持ち帰る。

初めての体験なので使用してみた。頭がつかえる狭さを我慢すれば快適に利用できる。 今回は予算が下りたとかで無料だったけれど350円の原価のもの 無料にすることは無い。 国の仕分け作業で山のトイレを作ることが難しくなってしまった。 またくることが無いかもしれない山で 自分の欲求だけを満たして帰る事が平気な人が多いので こうしてもいつまでも快適に使えるかどうかは???である。しかし山を美しく保つには残念ながら少々お金がかかるのかもしれない。

そんなことを事を考えながら 木平湿原の稜線を目指す。

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今年もやってきた 秋の籾糠山Ⅰ

2010-11-12 12:00:55 | 山歩き

前にうちの会社にいた子 忘れた頃にメールが届く。 おかしな事に いつも内容は一緒。

「今 本宮山 これからお風呂に入って帰るね。」 こんなメールを今まで何回もらったことか・・・一度だけ本宮山に連れて行ったことがあるがその後は松坂屋シスターズ(元松坂屋に勤めていた仲間)で山登りを始めたらしい。 律儀に報告してくれているのか 私としてはどう返事して良いか解らなくて「頂上から報告してくれても 私何もできんよ。」

「どこか山に連れて行ってほしい」 ということだったのかとんとん拍子に山行きの日が22日に決まった。 どこにするか? 今年は紅葉はどうやろう? 籾糠もそろそろやなぁ・・・・

そうだ 籾糠行こう

豊田から高速飛ばすこと2時間少々 白川郷から紅葉を眺めながら天生峠へ  今年は10月の晴天率がひどく低い気がする。 雨は降らなくてもどんよりとした空は 紅葉もくすむ。 それでもきれいなことは間違いなく カーブを曲る度に歓声が上がる。

Cyuusyajyou 紅葉の時期とはいえ平日なので駐車場もさほど混んではいない。 準備をして登山口へ。 いつものMさんがいらしたのでご挨拶をしがてら 情報をもらう。

「いろんな人を連れてくるなぁ」とMさんが笑う。

Tozandou 晴れていたらこんな紅葉もきれいなんだろうけれどね

ゆっくりと谷筋を登っていく。

Tozandou2

この時期は花を探すことは難しく どこに何が咲いているかだいたい把握しているものの 姿を変えていたり 刈り取られていたりであまり出会えない。

Tururindou おや 蔓竜胆の可憐な花がまだ残っていますねぇ  赤くて長細い実もきっとどこかに・・・

Kouyou 飛騨の山が見える場所があるんだけれど。。。

この天気ではね。

Sawa 湿原から流れる小さな沢を越えると 天生湿原の入り口

Amousitugen トリの田んぼの跡だという伝説の湿原は ちょっと鈍色で良い色に紅葉している。

左回りで湿原を回って今日もカラ谷から木平湿原へ回って周回の予定。

Sawa2 湿原を降りて沢を越えるとカラ谷コースと木平コースへの分岐。 このあたりは春にはニリンソウが咲き乱れその中には緑のニリンソウも・・・しかし 今その気配は全く見えない。

キヌガサソウも本当に咲いていたとは思えない。みんな土の中? 水は美しいけれどこの時期には冷たそう。

Nwkko この空間も私の好きな場所。時々桂の甘いにおいがしてくる。

Buna ブナ探索路に寄り道をして 美人のブナにあってくる。

根っこを大事にするようにか 今ローピングされて近づけなくなっているけれど やっぱり美しい。水を流すためにできた水が深くなっているのかいくつかの木がくっついたようにも見える。

何でもNHKで放映したらしく カメラマンが次から次へとやってくる。

谷に戻って20分ぐらいゆっくり登っていくとつきました。 私が大好きな桂門

Katuramon甘い香りが漂っています。

桂門が見える場所に木が倒して二本おいてあったのでここでお昼を食べることにします。

カツラの貫禄ある姿を見ながら ゆっくりします。 嬉い時間です。

跡からガイド付きで来た地元の人と一緒になってしばらく籾糠への熱い思いを語り合います。(笑)

ガイドさんから栃のみせんべいをいただいて 私たちは スクナカボチャの煮たのや卵焼きなどを提供して 至福の時

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