電関人の福岡時代に最短でゴハチに会えた場所は下関でした。
その下関運転所に4機のゴハチの住人が居ました。
その4機とも相当の癖持ちでした。
流線型ボディーになる直前番号の3機(29、30、31号機)と7枚窓直後の37号機という
組み合わせで、29、30号機は鋳鋼先台車を履いてしかも29号機はさらに大窓・庇付き。
31号機は電関人が一番愛するナンバーで大窓でかつて試験塗装を纏った渋い罐。
37号機も上越流れの庇(氷柱切り)付きという陣容でした。
兎に角、定期運用を持たない下関の4機は当時罐の運用情報など持たない電関人にとって
めったに出会えない罐でしたので、下関に行くたびに行き帰りに車窓から彼らを撮ることで
何とか4機とも撮影できました。しかしそんな状態で撮った写真なので出来は論外です。
あくまでも電関人の執念ということで・・・。
唯一37号機のみ新下関付近で12系団臨を牽いてきた姿をカメラに収めることができました。
一体型鋳鋼先台車、大窓、庇付きの29号機。
この頃すでに外板やフィルター辺り等が相当傷んでいた30号機。
一体型鋳鋼先台車が特徴。小窓の位置が少し上付きのような・・・。
I❤31号機。かつて試験塗装を纏った大窓機。
唯一走行撮影できた37号機。前端バリが狭いのも特徴。
撮影;全て1977年8月 下関運転所、新下関~長府 OLYMPUS OM-1 ZUIKO50㎜ TX
ちょっと番号が空きましたが、
今回の紳士録は、西の7枚窓こと米原の36号機。
35号機に続き最初からロングボディを与えられた新生ゴハチの2号機です。
残念ながら、電関人が撮れた7枚窓はこの下関区内に居る所の写真1枚のみ。
でも、ゴハチパラダイス下関区で入替中のこの写真結構気に入ってます。
庇も独特のRを持っている形状もはっきりわかります。
撮影;1977年8月 山陽本線 下関~門司 OLYMPUS OM-1 ZUIKO50㎜ f1.8 TX