しっとりした秋とは打って変わってさわやかな秋の物語。
これまでに様々な駅を見てきたが、ススキの美しさで蒲原鉄道高松駅の右に出る場所はない。
すすきの穂波の向こうに秋色の電車が止まり、
その電車の走り去る風にさわっとススキが揺れる。
山入端に刻々と沈にゆく陽をいっぱいに受けて金色に輝く。
電車が去って人気がなくなった駅に、
唯秋の日の長い影が伸びてゆっくりゆっくり高松駅の一日が終わる。
爽やかな風にさわさわとススキだけが揺れて。
1982年9月 蒲原鉄道高松駅
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京都の奥座敷、鞍馬山への入口にあたる貴船口。
先日の台風の影響が気になるところである。
これから紅葉のシーズンを迎え一年の中で一番観光客が増える時季。
どうかいつもになくたくさん潤って被害の傷が癒えるように願う。
雨に濡れる紅葉は一際美しく。
深まる秋の彩と北山杉のコントラストが何とも言えない。
幽玄な鞍馬の秋。
久しぶりに京都を旅したくなる。
1981年10月 叡電貴船口にて
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