ニッポンの線路は縮小が止まらない
まるで人間の血管が病気や老化によって
先端から壊死していくように
国鉄が民営化によってその末期には多くの赤字ローカル線が切り捨てられ
今またJR北海道や西日本の管内で廃線が実施されたり計画されたり
かつて鉱山開発などで無秩序に網の目と張り巡らされた線は時代の趨勢で仕方ないまでも
唯輸送人口が落ちていくまま無くすだけではあまりにも無策すぎないか
インターネットの時代、そして人口過密化しすぎた東京の対直下地震政策として
たとえば閑散沿線に都市機能を部分移植するとか
SFではなく本気でそんなことをこの国の将来として考える時期では
国鉄末期にワースト記録を争った添田線も
多くの人を輸送した時代は確実にあった
1977年秋 香春駅
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