昨年9月末に60歳の定年扱いで退職して、ちょうど1年が経過しました。
人生は判断の連続ですね。小さな判断は毎日のようにあります。ランチは何を食べるか。仕事の優先順位も。仕事を今日するか明日するかも。
一方、大きな判断が求められることもあります。仕事は何をするか。どの会社の試験を受けるか。誰と結婚するかどうか。
過酷な選択肢しかない場合もあります。重い病気になり、手術をするかどうか。副作用の強い治療を受けるか、受けないか。
自分から進んで選択することもあれば、人生の方から自分に突きつけられる場合もあります。
60歳で退職することは、進んで選択したことでした。予測していたこと以外のこともありました。また予測していたことと実際にそうなって感じたことの違いもありました。振り返りも兼ねてまとめてみました。
お金の面:
・毎月の決まった収入がない→失業給付金約20万円(5か月)
・住民税(昨年度の収入に対して)→自ら振り込むとその金額の多さに驚き
・健康保険(会社が半分負担)→2倍(2年間の継続) 給料以外にも補助があった
・年金(61歳から厚生年金比例報酬)
→若い時から年金を試算し、足らない場合は私的年金加入が必要
行動の面
・居場所の確保→NHK放送大学自習室+ノマド族(カフェで仕事)
それまで職場があったが、それがなくなった。居場所がないのは辛い
・通勤定期無し→定期により行動面でも補助があったことを実感
・本を読む時間/ボランティア活動の時間減少
→それまでは仕事以外は自由に使ってよいとの気持ちがあったが、
全てが自由になると、自由に使えない気持ちが生じた。
気持ちの面
・名刺がない(所属がない/肩書がない)
→それまでは会社の名刺を使用。今は名前を名乗るだけ。
・会社の人脈は会社に在籍していたから存在していた。
変わらず連絡を下さる方も(感謝!)