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「発達障害に気がつかない大人たち」 星野仁彦著 自分を知ることで上手く行動できる

2014-10-29 03:07:21 | ブログ

「発達障害に気がつかない大人たち」 星野仁彦著

著者も発達障害(ADHD;注意欠陥多動性障害)だそうです。

発達障害支援法があり、そこに「発達障害」が定義されています。

「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう」

著者は、「片付けられない、予定をすっぽかしてしまう、忘れ物をする、会話中にとんでもないことを言う」そうです。ですので、知らない人とのパーティなどでは、壁の花になるようにしているとのことです。

会話では

1)相手の話を聴く

2)相槌をつく

3)相手の話をさえぎらない

4)相手の話に反対しない

を行っているそうです。

発達障害は、脳の器質障害と言われています。約6-8%の方が該当者とのことで、本人も周りもそのような認識をされておらず、変わったやつ、仕事(特に人とのコミュニケーション)ができない、空気が読めないと思われているそうです。

アスペルガーの人の中には、学校時代に成績が優秀だった方もいます。

対処方法;

1)自分が気付き、受け入れること

2)自分を知り、その対処する方法を身につける

  (忘れるなら手帳に書くなどカウンセリングも必要)

3)薬を服用する(かなり効果がある場合も)

この本の中に、「頑張って」という言葉について書かれていました。

うつ病の方に、「頑張って」というと、

「これだけ私は頑張っているのに(周りから見ると怠けているように見えるのですが、本人は一生懸命です)、

さらに何を頑張れるのかと思い、辛くなる」そうです。

そこで、周りから「頑張って」と言われた時に、自分がどのような感情をいだいたかで、自分のその時の気持ちを知るようにしているとありました。

頑張ってと言われて、気持ちが落ち込むようだと、黄色か赤信号、聞き流せると、緑でしょうか。

人からのアドバイスや注意、諫言などを貰った時、自分の気持ちはどうか?腹が立つなら、それはきっと黄色信号なんだと思います。ひょっとすると赤信号かも。

常に黄信号か赤信号で自分(身体と心)を運転して進むのはしんどいですね。

アスペルガーなど発達障害の方はまた違った才能を多く持っている方もいます。自分に適した仕事に就いている方はそれが個性と評価されています。

織田信長、坂本龍馬、アインシュタイン、ベートベン、レナオルドダヴィンチ、エジソン、ゴッホ、ニュートンなどもアスペルガーだったのではと言われています。

 

自分を知り、上手くコントロールしていくとデメリットもメリットになるのでしょう。それと何より、自分が楽になるのだと思います。