幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち」松崎一葉著 ”相手の気持ちがわからない”

2017-03-13 02:13:00 | 本の紹介
「俺はね(部下を)5人潰して役員になったんだよ」。大手某社に産業医である著者が招かれた際、その会社の常務が言い放った言葉である。このような上司を「クラッシャー上司」と名付けた。「自分は善である」という確信があり、他人への共感性が欠如している。精神的に未熟な「デキるやる」なのだ。

対策
・アシトノフスキー博士
アウシュヴィッツ強制収容所から生還した人たちの中で、ある集団だけは、心身とも極めて良好な健康状態を保ち、天寿を全うした。共通した3つの感覚が備わっていることを見つけた。
1)有意味感(情緒的余裕);どんな状況下でも何らかの意味を見出す
2)全体把握感(認知の柔軟性);時系列を見渡せる。今を乗り越えれば先は大丈夫とか。
3)経験的処理可能感(情緒的共感処理);「ここまでできるはず」と確信し、「ここらからは未知の部分」と早期に援助希求できる感覚。

感想
クラッシャー上司は、相手の気持ちが理解できないみたいです。
会社がクラッシャー上司をチェックしない場合も多くあるので、結局は自分で対処するしかないのでしょうか。

電通の自殺された方は、残業時間も問題ですが、クラッシャー上司だったのでしょう。
この本では、クラッシャー上司は自分がクラッシャー上司だと思っていないそうです。
そうすると、やはり周りが気づいて人事に伝えるとか、支えるとかがあるかどうかも大きいのでしょう。

アシストノフスキー博士の言葉に1)有意味感がありました。
ロゴセラピーでは「人生が自分に問う」と考え、その問いにも必ず意味があると思い行動します。
意味を見出す、意味があると信じる、これがやはり大切なのでしょうね。
ただ、そう考えるには、身体や心が疲れすぎると逃げて楽になりたいと思ってしまいますので、睡眠を取る、食事を摂ることが必要なのでしょう。