幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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息子が心臓に持病、社会の壁の厚さ知った 野田聖子さん  ”政治家に持って欲しい視点”

2017-03-05 08:18:08 | 生き方/考え方
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170304-00000049-asahi-soci 朝日新聞デジタル 3/4(土)
 3月8日は国際女性デー。衆院議員の野田聖子さんは「やらないで後悔すると一生残る。自分の心に素直に動こう」と語ります。
     ◇
 40歳前までは「男」でした。

 1993年に初当選したとき、自民党の女性衆院議員は私1人だけ。目立つ存在以前というか、希少生物といった扱いでした。

 職場のスタンダードが「男」なので、女性のロールモデルは誰もいない。若い女性が政治家になるもんじゃないという有権者も多くて、応援してくれる人ほど、私に「女を捨てろ」と言ってきました。結婚もするな、子供も産むな。そのくらい犠牲を払わないと男性と同格に見てもらえない。ある意味、悲壮感が漂っていました。

 それが変わったのは、時代の変化かなあ。

 郵政大臣の職を終えたころ、支援者から「女性の支持を受けなければいけない」と助言されたというのも後押しになりました。

 「女性の有権者は主婦が多い。自分は夫に悩まされ、子育てに疲れているというのに、野田聖子は独身生活を謳歌(おうか)し、男どもと楽しく仕事をしている、と思われる。だから子供を産んだ方がいいよ」って。

 そう言われて、私も結婚して子供を産んでいいんだという解放感がありました。自分が封印してきた、結婚して、相手の子供を産むという人生を追求できるんだと。そういうのを押し殺したまま、政治家のキャリアを積み上げてきた自分から解放された感覚がありました。

■国会議員の息子でも…

 親になって? 最高です。私の骨格を作ってくれたのが今の夫なら、血や肉を作ってくれたのは子ども。本当にそう思います。

 50歳で長男を産んでから、自分の政治のスタンスに温かみが生まれた。誰のために政治があるのかなと思うと、困っている人が生きやすくなるためだ、という原点。

 国会議員って、強い人の集まりなんです。生活もそんな困っていない。権力があって、口も立って、80歳近くでも元気でしょ。国会議員とだけ付き合っていたら、基本的に強い人ばかりの世界しか分からない。

 でも、私の息子は弱っちいわけですよ。心臓などに複数の先天性の病気があって、2歳3カ月まで入院生活を送ったんです。国会議員の息子でも、弱っちいから社会の壁は厚いわけです。私が子どものころに当たり前にできたことが、彼はできないんです。毎日家に帰ると、その息子がいるわけです。「強い人目線で世の中見るな」って説教されているようなものです。

 望んでそうなったわけではないけれど、目の前に息子みたいな「できない人がいる」ということに触れていると、息子と同じ立場の人が増えてきているなと実感できます。がんサバイバーのように病気と共に生きる人たち、女性、高齢者、LGBT、貧困状態の人たち。

 今ある法律は、日本に元気で若い人がたくさんいて、経済も上向きで「強い国」を目指していたころにできたものが多い。でも今は、そういう時代に作られた法の枠外に置かれてしまっている人たちが、逆に多数派になっているんじゃないかなと思うんです。

■自分の心に素直に

 我が家は私が議員として働き、夫が子育てを専業でやっています。夫は私の仕事がおつきあいが多いと分かって結婚してくれた。だから我が家は子どもを女性だけで育てるという概念がありません。

 ですが、多くの男性はそう思っていない。女性に言いたいのは、自分のキャリアを突き進みたいのなら、それを受け止めてくれるパートナーを選べばいい。自分と同じか高いキャリアの人と一緒になると、自分だけが割を食いやすい。

 私のキャリアを振り返ると、いろいろありました。自民党が野党だった時、首相指名で村山富市さんを担いだけど、わたしは「なぜ?」と。自分や他人にうそをつきたくないから「海部俊樹」と書いて造反した。同じ1期で「村山」と書いた議員は大臣になり、造反した私は、次の選挙の時に応援の国会議員を派遣してもらえなかった。

 でも、選挙は有権者が決める。勝たせてもらったら郵政政務次官になって、その後、郵政大臣に就いた。転んだようでも見ている人は見ている。

 小泉内閣が進めた郵政民営化にも反対して公認がもらえず、冷や飯を食ったけれど、その選挙期間中に微動だにしない関係の仲間ができて、その結果、当選できました。こういうの、自分で波をつくって獲得しているわけじゃないんです。舟が来るの。

 こうやって生きてきて思うのは、自分の心に素直に、ということです。やろうと思いつつやらなかった後悔は一生、残るんです。私、米国の大学に行かなかったことを今も後悔しています。高校の途中から米国に行って、米国の大学に進む予定でした。でも、家庭の事情で戻ってしまったことをいまも思い出します。

 自分で決めて、そのときしくじったと思っても、そこを耐えれば一皮むける。後で自分にプラスになりますから。(聞き手・錦光山雅子)

感想
息子さんは、神様が野田聖子さんに与えられたプレゼントのように思います。
野田聖子さんは、”弱い”息子さんを通して、政治家として大切なものを見つけられ、それを政治活動にいかされているようです。

保育所の問題で「日本死ね!」の書き込みを「誰が書いたかもわからないのにいちいち取り上げる必要はない」と安倍首相は無視されました。
ところが世論が盛り上がり、国会で追及され、選挙対策にも必要と判断され「2017年度待機児童ゼロ」を公約として出されました。

確かにネットの書き込みで誰が書いたかわかりませんが、保育所待ちで入れない人が多くいることの基本的な知識、そして何よりも女性の活躍を取り上げている政府なら、その書き込みがどのような大きさを持っているかをイマジネーションできるはずですが、それができなかったようです。
つまり、安倍首相にはまったく関心がないからではないでしょうか?
選挙対策のためにだけやっている。関心があるのは戦争ができるようにしたいとの信念があるようです。
秘密保護法、集団自衛権、そして憲法9条の変更に関心があるのでしょう。
国民がどんな政治家を選択するか、結局、待機児童の問題よりも憲法9条改訂を優先している首相を選択しているのではないでしょうか?

「素晴らしいと聞いた」から一転批判へ 森友学園で首相 "安倍首相の問題把握能力”

2017-03-05 08:03:28 | 社会
http://digital.asahi.com/articles/ASK3354RRK33UTFK00V.html?rm=837坂本進、南彰 2017年3月4日
 森友学園との関係や政治家の介入の有無、不透明な土地売却の手続き――。これまでの国会審議で、安倍晋三首相は釈明と反論を繰り返してきた。首相が出席して6日に行われる参院予算委員会の集中審議を前に、発言を整理した。

 学園の幼稚園で教育勅語を暗唱させ、憲法改正で首相を後押しする日本会議のメンバーの籠池氏との接点について、首相は妻昭恵氏の大阪の知人を通して知り合ったと説明。当初、「妻から(籠池)先生の教育に対する熱意は素晴らしいと聞いている」(2月17日)と評価していた。

 ところが幼稚園の教育方針をめぐる問題が指摘され始めると一転、「教育者としていかがなものか」(同24日)と批判。野党から「(園児が)『安倍首相がんばれ。安保法制国会通過よかったです』と言うような幼稚園は首相の共鳴するものか」と追及されると「教育の詳細は全く承知していない」「『がんばれ』とか園児に言ってもらいたくない」(同27日)と突き放すようになった。

 新設予定の小学校の名誉校長に就いていた昭恵氏が学園に「内閣総理大臣夫人」と紹介されていたことについて、野党から「広告塔」だったと指摘されると、「妻は妻で別途人生がある。先方(学園側)がどういう肩書を書いているかまで責任を持てない」(3月1日)と自らの責任を否定した。

 籠池氏との間では、説明に食い違いも出ている。昭恵氏が名誉校長に就いた経緯を、首相は「妻は断ったが突然(講演会で)紹介された」(2月24日)と説明したが、籠池氏はNHKのインタビューで「承認してもらったうえで講演で紹介し、名誉校長に就任してもらった」と主張。雑誌対談で「首相には学園に足を運んで頂いた」と述べた籠池氏の説明も、「訪問していない」(同日)と否定した。

 首相は学園側との資金的な結びつきを一貫して否定した。幼稚園の保護者向けの資料に2015年に幼稚園で講演した昭恵氏への支出を示す記載があると野党側から指摘されたが、「全く承知していない」(同28日)と明言した。

■内部調査に消極的
 最大の焦点は政治家の介入の有無だ。
 首相は「私や妻が(国有地売却や学校認可に)関係していたことになれば首相も国会議員も辞める」(2月17日)と断言。他の政治家についても「土地処分について不当な働きかけは一切なかったと報告を受けている」(同24日)と言い切り、根拠として「もし不当な働きかけがあれば(記録に)残さなければいけない」(同27日)ことを挙げた。
 ただ、一方で財務省は売買に関する面会記録を「破棄した」と説明している。
 そうしたなか、自民党参院議員の鴻池祥肇(こうのいけよしただ)元防災担当相が籠池氏から働きかけを受けたと証言。共産党の小池晃書記局長は参考人招致を自民党総裁として指示するよう再三迫ったが、首相は「議会運営のことであるから、国会で決めていただくことだ」(3月1日)と答弁。内部調査にも消極的な姿勢を示した。

■「会計検査院が審査すべきだ」
 9億5600万円だった鑑定価格から地下ごみの撤去費として8億1900万円が減額された売却額の算定経緯。首相は「そこに汚染土や廃棄物等々もあり、価格として減価されている。適法だったと思う」(2月24日)と語り、政府の対応に問題はないとの立場を強調している。
 撤去費を減額して売却しながら、学園側が実際にはごみを撤去していなかったことは、「その土壌の上で学校を経営すべきかどうかは(開設の認可権限を持つ)大阪府(の判断)になるのだろう」(同日)と説明する。
 学園側に分割払いを認めたり売却額を当初非公表としたりした手続きが異例ずくめだと野党は追及するが、首相は「独立した会計検査院がしっかりと審査すべきだ」(3月2日)と述べ、批判をかわしている。(坂本進、南彰)

感想
妻から(籠池)先生の教育に対する熱意は素晴らしいと聞いている」
問題があった時に、もう一度確認されることをされなかったようです。
また、奥様から言われた時、問題ないか?との確認もされなかったようです。

まったく関与されていなかったら、積極的に調べる姿勢を出されば良いのに、調査に消極的です。
消極的だと、周りに「なんか関係があるのかも?」と思わせてしまいます。

保育所の問題で「日本死ね!」の書き込みについても、世間が問題になってから、それまでは無視していたのに、対策を講じました。
問題の大きさを判断する力が弱い?のではないかと思ってしまいます。