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PKO日報、陸自保管か調査=稲田防衛相、特別監察を指示 ”自浄能力あるのか?”

2017-03-16 12:17:17 | 社会
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-170316X793.html
 稲田朋美防衛相は16日午前の衆院安全保障委員会で、南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣された陸上自衛隊部隊の日報に関し、陸自が「破棄した」としていた日報を実際には保管していたかどうか岡部俊哉陸上幕僚長に調査するよう指示したことを明らかにした。防衛相直轄の防衛監察本部に対し、特別防衛監察を実施するよう指示したことも明らかにした。

 稲田氏は「徹底的に調査の上、防衛省・自衛隊に改めるべき隠蔽(いんぺい)体質があれば、私の責任で改善していきたい」と強調。野党の辞任要求に対しては「しっかり職務にまい進する」と述べ、重ねて拒否した。

 一部報道によると、陸自内で1月中旬に日報の電子データが保管されていたことが判明したが、従来の説明と異なるため2月にデータを消去するよう指示が出されたという。これに関し、稲田氏は安保委で、事実であれば厳正に対処する方針を示す一方、「私は破棄を指示することは断じてない」と述べた。

感想
防衛省は
・データがあるのにないと報告
・データがないと報告してから発見したのでデータを廃棄
を行っています。

そのような組織が、自分たちで真実の姿を調査して報告できるのでしょうか?

学校でいじめが起きた。
それを学校だけで調査する。
そして、いじめがあったとは思われないと報告する。

いじめを放置した学校は自分たちの責任を軽くするために、いじめがなかったとしがちです。
このような場合は、第三者による調査が必須なのですが。

稲田防衛相はそこまできちんと解明するお気持ちがないようです。
森友学園の土地価格が約8億円も安くなっているのに、「適切に処理された」と繰り返すのと同じ結果になるのではないでしょうか?



 

「人間はどういう動物か」日高敏隆著(3)”環境変化に対応する動物”

2017-03-16 08:24:50 | 本の紹介
人間は大家族で生活していたので、多くの大人を見て成長した。そのためいろいろな大人の行動を見本とする機会があった。ところが現在の仕組みでは、成長過程で限られた大人しか見ないため、その大人が一般的なものと思ってしまうため偏った見方になる。

リチャード・ドーキンス「利己的遺伝子」説を提唱した。
遺伝子たちは自分たちが生き残ってふえていきたいと利己的に「願って」いる。そこで遺伝子は自分の宿っている個体を操って、他個体を攻撃的に追い払い、すこしでも多く食べ物を食べて、早く育っていくようにさせる。しかしそれだけではふえていくことはできない。そこで、同種の異性に対しては攻撃的でなく近寄っていき、なんとかして生殖して、子孫をつくらせるようにその個体にふるまわせる。つまり、利己的な遺伝子は、個体を攻撃的にふるまわせるだけではないのである。このようなわけで、動物においては、他個体との協力関係がしばしばみられる。

 30年ぐらい前から、東京の都市部ではスジグロシロチョウがふえはじめた。モンシロチョウは減り始めた。スジシロチョウは日光のさんさんと降り注ぐ明るい場所では体が過熱してしまう。だから林から出られなかった。けれど高僧ビルの進出は待ちに林と同じ条件をつくりだし
てくれた。ビルの合間に日かげに花とアブラナ科の草があるかぎり、活動できる。モンシロチョウはビルがつくりだす日かげのために強い日光によって体温を上げることができなくなった。

ハヤブサがニューヨークに住み着いて数を増やしている。ハヤブサは断崖絶壁のところに巣を作っている。まさに高層ビルは断崖絶壁である、キツネなどの天敵もいない。ニューヨークにはハトがたくさんいるので餌にも困らない。本来の素無条件が新しくできたことになる。

感想
環境変化は動物にとって死活問題のようです。
私たち人類も動物ですから、環境を破壊させたり、環境を変えると、私たち自身が生き続けられなくなるのでしょう。

オゾン層破壊、環境ホルモン、遺伝子組み換え、化学物質、放射能。
知らない内に環境破壊あるいは環境変化を起こし、気付いた時は手遅れになっているのかもしれません。

南スーダン日報データ、陸自も保存 不開示決定後も "文民統制の危機”

2017-03-16 07:17:08 | 社会
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170316-00000011-asahi-pol 朝日新聞デジタル 3/16(木)
 南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣されている陸上自衛隊部隊の日報をめぐり、防衛省が昨年12月、情報公開請求に対し「廃棄した」として不開示の決定を出した問題で、不開示決定後に陸自内に日報のデータが保存されていたことがわかった。

 「廃棄した」とされた日報は同省統合幕僚監部で保存されているのが見つかり、問題化したが、そのほかの部署にも保管されていたことになる。

 同省関係者によると、日報のデータは、陸自の調査研究部門の研究本部が管理する内部サイトに保存されていた。日報は派遣部隊が現地の日々の状況や課題を報告する資料。専用のネットワークで日本に送られ、関係部署が閲覧できる。

 同省は昨年12月、南スーダンの首都ジュバで昨年7月に大規模な戦闘があった時期の日報の情報公開をジャーナリストが求めたのに対し、「廃棄した」として不開示を決めた。しかし、自民党の河野太郎衆院議員らに求められて再調査した結果、統合幕僚監部のコンピューターにデータがあることがわかり、2月7日に請求があった分の一部を公開した。

 2月14日の衆院予算委員会では共産党議員が「日報が研究本部のデータベース内にあったのではないか」と質問。防衛省はその後、報道陣に「日報は当該データベースには保管されていない」と説明していた。不開示決定の後、日報が研究本部のデータベースから削除された可能性がある。

 日報をめぐってはNHKが15日、1月中旬に陸自司令部の複数のコンピューターに「廃棄」と説明してきた日報が保管されていることがわかり、これまでの説明と矛盾するため2月に電子データを消去するよう指示が出されたと報じた。

 一連の報道などを受け、稲田朋美防衛相は防衛省内の日報管理の経緯を改めて調査する意向を固めた。16日にも表明する。朝日新聞社

感想
自衛隊を管理するために、文官統制/文民統制が基本です。
それは武器を持つ人が大臣になって、自分たちで勝手に行動できないようにするためです。

今回の件で、その統制ができているのだろうかと疑問に思いました。
・日報があったのに破棄したと報告
・破棄したと報道後に見つかったので破棄
まったく、大臣を無視した行動です。
破棄した場合、それを命令した責任者がいるはずです。
今回のことは、文官統制/文民統制の根幹にかかわるようなことのように思えました。
適切な処分などあってこそ、今後の防止につながるのではないでしょうか?