幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「奇跡の医療・福祉の町ベーテル 心の豊かさを求めて」橋本孝著 ”希望を持つ”

2017-03-31 02:26:55 | 本の紹介
ベーテルの施設
 病院関係(緊急病院に1,265ベッド、てんかん病院に961ベッド、障害者介護や精神医学関係の施設に4,243ベッド、ホームレス援助用に656ベット、子どもの介護ベット478ベッド、老人介護ベット1,184ベット、脳障害のある人のベッド68ベッド、仕事や職業訓練施設、その他の教育施設4,701ベッド。これらの施設を約2万人の人が利用できる。

ベーテルに住んでいる障害のある人の数は約8,000人。女性の社会奉仕団員が1,25人、その他合わせて13,600人が働いている。

ベーテルで暮らす人は3つのグループに分かれる。
1)両親が資産家に属する人で、全額負担、約1,500
2)両親が中流階級に属する人で半額負担。
3)中流階級以下の人で、全額無料である。

ベーテル通貨が認められている。
労働の正当な対価としてのお金に誇りをもつことは、お金の価値を理解し、それを大切に使うことにも通じるはずである。

私たちの辞書には「希望がない」という単語はない。
さまざまな学校や訓練施設がある。

ドイツ国内の多くの顧客(企業)がベーテルの各作業場と契約を交わしている。ベーテルでつくられる、たとえばケーブルはあらゆる分野で使われ、その他の部品は電気製品や自動車の一部として使われる。ベーテルの製品は、ひとつひとつの部品が丹念に精巧につくられているため質が高く、品質に定評のあるドイツ製品をささえているのだ。忘れてはならないのは、これらの部品がすべて周夫外のある人々の手でつくられているということだ。
このように、人々が生き生きとしているからこそ、不況にかかわらずベーテルは明るい。この明るさがあるかぎり、ベーテルの光は輝き続け、心を通わせながらみんなの望みを実現していくのだ。「才能のない人はこの地球上に一人もいない」のだから。
この世の中には「希望がない」ということはないのだ。
ドイツの哲学者エルンスト・ブロッホは「希望の原理」という本の中で、人間が生きる原理こそは「希望」であると述べた。「希望」もまた、誰もがもっている。

http://blog.goo.ne.jp/egaonoresipi/e/7e41696eb8afc43a96153284b6f2d6cd
「福祉の町ベーテル ヒトラーから障害者を守った牧師父子の物語」橋本孝著 "希望を持つ”


感想
希望は根拠があるから持てるものでもなく、根拠がないから持てないものでもないのでしょう。
仏教に”自明灯”の言葉があります。
自分から真っ暗な(人生の)道で自ら希望という灯を点けることができるかなのでしょう。
ダメだと諦めた先に、実は解決の糸口が待っていることは諦めなかった多くの人が述べられています。
もちろん、希望を乗り換えることも場合によっては必要になります。
起業した人の7割は最初の目的とは違うことで成功されているそうです。
エジソンは多くの失敗をしました。
エジソンは失敗したと思わず、できなかったことを証明したんだと前向きでした。
障がいというハンディを背負いながらも、希望を持つことで多くのことができることの実践の場が”ベーテル”です。