幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方」武藤北斗著 ”一緒に考える”

2018-01-04 08:49:00 | 本の紹介
・東北大震災で工場が津波の影響で大被害を受け、再起を避難先の大阪で行った。そのため復興予算が得られなかった。
・パート社員は決められた時間内で好きな時間に出社して好きな時間に退社できる。お昼の休憩を取る取らないも自分で決められる。
・現場において争いを生まないためには、まずは作業の根本的なところを統一し、曖昧なルールもきちんと線引きするようにしました。その際も品質のことを考えながらパートさんの意見を反映していきました。例えば「包丁の使い方」「掃除の順番」などの作業の細かな段取りを統一し、「朝の挨拶のタイミング」「室温が何度になったら冷房をつけるのか」「トイレに行きたくなったら誰に報告するか」など、作業には直接関与しない曖昧なルールに関しても明確に線引きしていきました。人を縛らない働き方をする一方で、このように決めなければならないことは細かくルールを作っていくことも僕たちの働き方の特徴です。そうするだけでも、パートさん同士の小さないざこざが減り、少しずつ工場の息苦しさが軽減され、その空気を敏感に感じ取ったパートさんが、少しずつ僕にも心を開いて自分が思っていたことや改良点なども含めて話してくれるようになりました。
・一緒にルールを考える
 従業員に「どうしたらよいと思いますか」という問いかけをして、一緒にルールを考え、作っていくということです。
・好きな業務をして嫌いな業務はしない
 従業員に好きな業務と嫌いな業務を出して貰い、好きな業務をするようにした。全員が嫌いな業務はなかった。特に好きな業務には◎を付けてもらった。入社したばかりのパートさんは半年は全ての業務を体験して自分が実際にやってみて実感してもらう。
・フリースケジュールのマイナス面
 「フリースケジュールはとてもありがたいのですが・・・自分の気持ちと日々戦うことになるのです」とパートさんに言われた。
・以下のことをやってみたい
 「人の悪口は言ってはいけないよ」
 「自分が嫌いなことは人にしてはいけないよ」
 「焦らないで、ゆっくりでいいよ」
 「好きなことをどんどんやりなさい」
 「友だちと順番に」
・多くのエビには黒変防止剤と呼ばれる薬品を使っている
 パプアニューギニア産では使っていない。黒変しなくても実際はエビは古くなっている。それが分かるようにしている。

感想
パートの人と一緒にルール作りで話し合うのがよいのでしょう。
ルールを守ってもらう一番良い方法は、ルールを守る人も参画して作ることだと言われています。

出勤日/出勤・退社時間が自由。
これは本人に自由と一緒に責任を与えているからだと思います。
NTTの番号案内で、名前を名乗るようにしたら、サービスが向上したそうです。
名前を出すということは責任が伴うからです。
ネットで過激な発言は名前がでないため、無責任になっているからです。
作業でも、誰がその作業をしたかときちんと記録を取ると責任を持って行動されます。

エビに黒色防止剤が使われているのは知りませんでした。