2,500人を見送って来た緩和ケアの医師。
・人間にはどうやら、「人生の物語を自分なりに書き換えていく力」が備わっているようです。ひとつ乗り越えては物語を書き換え、また乗り越えて書き換え・・・と続けている中で、いまの自分を少しずつ受け入れていくうちに、今度はいまの自分にできることが見えてくる。
・いま、なぜ、病気になってしまったのか。その意味を考えた時、そこから新しい物語が始まります。
・残された能力を引き出してくれるとか。あるいはできなかったものを「できる」に変えてくれるのは「誰か」の力です。
・誰かを失って苦しい、辛い、悲しい、という思いをいつまでも感じ続けているのはとてもしんどいことでしょう。しかし人間には、そんな思いを跳ね返してプラスに繋げていける力がもともと備わっているのではないかと思うのです。
・どんな思いがあろうとも、故人を忘れることなどできるはずがありません。ですから「忘れなくてはいけない」のではなく、「忘れなくてよい」のです。
・溢れ出た涙は、その人の心の叫びであり、死という大きなストレスを和らげる手伝いをしてくれます。
・話の中に故人を感じられたり、あのときに教えてくれたことが自分の中にまだ生きていることを感じられたり、そうしたことでもう一度、故人の存在を振り返ることができるでしょう。
・「妻が死ぬなと言っているんだな」とおもうことができたので、徐々に回復していくことができました。そこには、自らの命を断とうとするたびに妻の存在を感じられるという彼なりの「物語」があり、その力が彼を死から遠ざけてくれたのだと思います。
・逝ってしまった人とともに生きる。故人の存在が心の支えに。
・現状を受け入れ、認め、許し、そのうえで「まだできること」に目を向ければ、まず小さな自己実現の種を見つけることができます。
・何を捨てて、何を選ぶかは、結局自分の心が決めるのだと思います。
・この先どうすべきかということを、まだ命や体力の猶予があるうちに家族や身内と冷静に話し合い、決めておくことができれば理想的でしょう。
・命が尽きるその瞬間までただ生きればいい。それこそが、本当の意味での「生きた証」なのではないかとも思うのです。
感想;
人は生まれるといつかは死んで逝きます。
死に逝く人は私の先輩でもあるわけです。
先輩の体験を知り、それに備えて今を大切にして生きていくことなのでしょう。
アルフォンス・デーケン先生は、「死生学」という言葉を伝えられました。
死を学ぶことが今を大切にして生きることにつながるとのことです。
・人間にはどうやら、「人生の物語を自分なりに書き換えていく力」が備わっているようです。ひとつ乗り越えては物語を書き換え、また乗り越えて書き換え・・・と続けている中で、いまの自分を少しずつ受け入れていくうちに、今度はいまの自分にできることが見えてくる。
・いま、なぜ、病気になってしまったのか。その意味を考えた時、そこから新しい物語が始まります。
・残された能力を引き出してくれるとか。あるいはできなかったものを「できる」に変えてくれるのは「誰か」の力です。
・誰かを失って苦しい、辛い、悲しい、という思いをいつまでも感じ続けているのはとてもしんどいことでしょう。しかし人間には、そんな思いを跳ね返してプラスに繋げていける力がもともと備わっているのではないかと思うのです。
・どんな思いがあろうとも、故人を忘れることなどできるはずがありません。ですから「忘れなくてはいけない」のではなく、「忘れなくてよい」のです。
・溢れ出た涙は、その人の心の叫びであり、死という大きなストレスを和らげる手伝いをしてくれます。
・話の中に故人を感じられたり、あのときに教えてくれたことが自分の中にまだ生きていることを感じられたり、そうしたことでもう一度、故人の存在を振り返ることができるでしょう。
・「妻が死ぬなと言っているんだな」とおもうことができたので、徐々に回復していくことができました。そこには、自らの命を断とうとするたびに妻の存在を感じられるという彼なりの「物語」があり、その力が彼を死から遠ざけてくれたのだと思います。
・逝ってしまった人とともに生きる。故人の存在が心の支えに。
・現状を受け入れ、認め、許し、そのうえで「まだできること」に目を向ければ、まず小さな自己実現の種を見つけることができます。
・何を捨てて、何を選ぶかは、結局自分の心が決めるのだと思います。
・この先どうすべきかということを、まだ命や体力の猶予があるうちに家族や身内と冷静に話し合い、決めておくことができれば理想的でしょう。
・命が尽きるその瞬間までただ生きればいい。それこそが、本当の意味での「生きた証」なのではないかとも思うのです。
感想;
人は生まれるといつかは死んで逝きます。
死に逝く人は私の先輩でもあるわけです。
先輩の体験を知り、それに備えて今を大切にして生きていくことなのでしょう。
アルフォンス・デーケン先生は、「死生学」という言葉を伝えられました。
死を学ぶことが今を大切にして生きることにつながるとのことです。