https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/sports/nikkangendai-438200.html 01月27日(日刊ゲンダイDIGITAL)
林文科相は26日、閣議後の会見で春日野部屋の傷害事件を相撲協会が公表していなかった問題に言及。「相撲協会は暴力問題の再発防止策のひとつとして、全力士を対象に暴力行為の実態調査を提言している。それが適切に行われるよう注視したい」と言った。
暴力はもちろん、言語道断だ。元力士は懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を受け、春日野親方は不起訴処分を受けている。問題は4年前のこの事件が明らかになったタイミングと意図に、事件を公表しなかった協会のスタンスだ。
タイミングと意図に関していえば、2月2日に迫った理事選をにらんだものであることは明らかだ。
理事選の前には必ずといっていいほど、この手の“紙爆弾”やスキャンダルが公になる。だれが新たな理事に就任するかによって、協会内部のパワーバランスが変わってくるからだ。
今回、ターゲットになったのは春日野親方。執行部の要職である広報部長にして、最大派閥である出羽海一門の総帥だから、“火元”は現執行部に刃を向ける勢力に違いない。
■責めを負うべきは当時の執行部
林文科相が言及した、事件を公表しなかった協会のスタンスについてはどうか。
春日野親方は4年前の事件発生後、当時の北の湖理事長や危機管理委員会の顧問だった小林慶彦氏らに報告したとし、隠蔽を否定している。公表すべきは北の湖理事長以下、当時の危機管理部長の貴乃花親方、危機管理担当の小林顧問、危機管理委員長の宗像紀夫氏らだろう。刑事事件を公表しなかったどころか、隠蔽の意図があったとすれば責めを負うべきは彼らであって、現執行部ではない。
貴乃花親方と小林顧問は、いまも昔もツーカーの間柄。昨年10月、北の湖理事長の三回忌法要後の食事会でも、親しげに話していた。その小林顧問が代理店関係者からの500万円の裏金をわしづかみにしてバッグにしまう動画が流出して騒ぎになった際、「返したから問題ない」と結論付けたのが宗像氏。同氏は貴乃花親方と一緒になって理事会で声を荒らげたこともある。中立の立場を強調しながら、しかし、テレビでは結果として貴乃花親方を利する発言を繰り返している。
「理事選直前のこのタイミングで春日野親方を標的にしたのは、現執行部を快く思っていない連中でしょう。つまり貴乃花親方を支持、現体制をひっくり返そうとしている人たちですよ」とはある親方だ。
もちろん貴乃花親方や小林顧問や宗像氏が自らそんなことをするはずはないが、貴乃花親方を支持する人たちがクーデターをもくろんで傷害事件を利用しようとしたとすれば、放たれた矢は事件を公表しなかった当時の危機管理部長である貴乃花親方にはね返ってくる。自分たちで自分たちのクビを絞めたようなものだ。
感想;
貴乃花理事は、”相撲界の暴力などを明るみにして改善したい”と言うことで支持する人も多いとのことです。
この記事が事実とすると、自分が責任者だった時には「明るみに出さなかった」ことになります。
人の評価はその人の”発言”よりも”行動”を見ればわかると言います。
自分の責任になる時は明るみにださなかったことになります。
地方場所の責任者の時に、今回の暴力事件をきちんと報告していませんでした。
相撲協会の暴力をなくしたいよりも、暴力事件を自分のために使おうとされているのではないかと思ってしまいます。
林文科相は26日、閣議後の会見で春日野部屋の傷害事件を相撲協会が公表していなかった問題に言及。「相撲協会は暴力問題の再発防止策のひとつとして、全力士を対象に暴力行為の実態調査を提言している。それが適切に行われるよう注視したい」と言った。
暴力はもちろん、言語道断だ。元力士は懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を受け、春日野親方は不起訴処分を受けている。問題は4年前のこの事件が明らかになったタイミングと意図に、事件を公表しなかった協会のスタンスだ。
タイミングと意図に関していえば、2月2日に迫った理事選をにらんだものであることは明らかだ。
理事選の前には必ずといっていいほど、この手の“紙爆弾”やスキャンダルが公になる。だれが新たな理事に就任するかによって、協会内部のパワーバランスが変わってくるからだ。
今回、ターゲットになったのは春日野親方。執行部の要職である広報部長にして、最大派閥である出羽海一門の総帥だから、“火元”は現執行部に刃を向ける勢力に違いない。
■責めを負うべきは当時の執行部
林文科相が言及した、事件を公表しなかった協会のスタンスについてはどうか。
春日野親方は4年前の事件発生後、当時の北の湖理事長や危機管理委員会の顧問だった小林慶彦氏らに報告したとし、隠蔽を否定している。公表すべきは北の湖理事長以下、当時の危機管理部長の貴乃花親方、危機管理担当の小林顧問、危機管理委員長の宗像紀夫氏らだろう。刑事事件を公表しなかったどころか、隠蔽の意図があったとすれば責めを負うべきは彼らであって、現執行部ではない。
貴乃花親方と小林顧問は、いまも昔もツーカーの間柄。昨年10月、北の湖理事長の三回忌法要後の食事会でも、親しげに話していた。その小林顧問が代理店関係者からの500万円の裏金をわしづかみにしてバッグにしまう動画が流出して騒ぎになった際、「返したから問題ない」と結論付けたのが宗像氏。同氏は貴乃花親方と一緒になって理事会で声を荒らげたこともある。中立の立場を強調しながら、しかし、テレビでは結果として貴乃花親方を利する発言を繰り返している。
「理事選直前のこのタイミングで春日野親方を標的にしたのは、現執行部を快く思っていない連中でしょう。つまり貴乃花親方を支持、現体制をひっくり返そうとしている人たちですよ」とはある親方だ。
もちろん貴乃花親方や小林顧問や宗像氏が自らそんなことをするはずはないが、貴乃花親方を支持する人たちがクーデターをもくろんで傷害事件を利用しようとしたとすれば、放たれた矢は事件を公表しなかった当時の危機管理部長である貴乃花親方にはね返ってくる。自分たちで自分たちのクビを絞めたようなものだ。
感想;
貴乃花理事は、”相撲界の暴力などを明るみにして改善したい”と言うことで支持する人も多いとのことです。
この記事が事実とすると、自分が責任者だった時には「明るみに出さなかった」ことになります。
人の評価はその人の”発言”よりも”行動”を見ればわかると言います。
自分の責任になる時は明るみにださなかったことになります。
地方場所の責任者の時に、今回の暴力事件をきちんと報告していませんでした。
相撲協会の暴力をなくしたいよりも、暴力事件を自分のために使おうとされているのではないかと思ってしまいます。