幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「統合失調症 理解を深めて病気とともに歩む」糸川昌成著 ”先ずは知ることがスタート”

2019-03-20 01:46:11 | 本の紹介
・精神症状には病気と病気でないものがある

・統合失調症の治療
 ・精神科の薬による脳の治療
 ・尊厳や関係性や履歴のような脳以外の養生
 ・気晴らしや慰めによる体験反応へのいたわりともてなし
 ・体験反応のもとになった体験へのアプローチ

・「統合失調症」とは、幻覚や妄想といった症状を特徴とする精神疾患の1つです。“脳の病気”であり、からだの病気と同様、治療が必要な病気なのだということを、まずは理解しておいてください。

・100人に1人が発症している身近な病気
 ・糖尿病 316万人
 ・悪性新生物(がん)160万人(グラフから)
 ・ぜんそく 115万(グラフから)
 ・統合失調症 77万人
 ・アルツハイマー病 53万人

・思春期~青年期に発症しやすい病気
 ・男性 27歳が平均
 ・女性 30歳が平均

・同じ家系での発症率
 ・一卵性双生児   48%
 ・二卵性双生児   17%
 ・患者さんの子ども 13%
 ・一般集団      1%

・3つに分類される統合失調症の中核的な症状
 ・陽性症状 おもに急性期
 ・陰性症状 おもに休息期~回復期
 ・認知機能障害 前駆期~回復期(陰性症状が改善したあとも持続することが多い)

・統合失調症の「自我障害」
1)「自分で考えている」「自分が行動している」という認識がくずれる。
2)自分の考えが周囲に知れ渡ってしまう
3)他人の考えが自分のなかに入ってくる。

・統合失調症の治療
1)薬物療法
 ・抗精神病薬
2)リハビリテーション
 ・SST(社会生活技能訓練)
 ・認知行動療法 など

感想
先ずは知ることなのだと思います。
知ることで少しでも理解できるのだと思います。

精神疾患は0/100ではなく、0~100の間なのだと思います。
日常生活に混乱がなければ治療を要しないだけなのかもしれません。
くすりだけではく、リハビリテーションも必須のようです。
この本では紹介されていませんが、オープンダイアローグが統合失調症の治療方法として注目を浴びています。