https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190228-00000117-mai-bus_all 毎日新聞2/28(木)
SUBARU(スバル)の品質を巡る不正や不具合などの問題に歯止めがかからない。28日には、同社として過去最大規模となる国内外で約226万台のリコール(回収・無償修理)届け出を明らかにした。多額の関連費用計上や、ブランド力の低下が経営の足を引っ張る悪循環から抜け出せない状況が続く。
スバルでは2017年秋以降、完成車検査を巡る無資格検査や燃費・排ガスデータの改ざん発覚が相次ぎ、一連の不正による累計リコール数は53万台に上った。18年11月には部品の不具合で走行中にエンジンが停止するおそれがあるとして、国内外で計41万台のリコール実施を発表した。さらに今年1月には調達部品の不具合に伴い、国内唯一の完成車工場である群馬製作所(群馬県太田市)の操業を一時停止。生産への影響は3万台に上り、今期2度目となる業績予想の下方修正で、最終(当期)利益の見通しを1670億円から1400億円に引き下げた。
品質管理向上のために生産速度を落としていることもあり、スバルは18年度の国内生産計画を昨年11月時点の計画から4万台少ない61万5800台に引き下げ、世界販売台数も3年ぶりに100万台を割り込む見通しとなった。2月27日に発表した1月の国内生産台数は、前年同月比50・9%減となり、大手自動車メーカーでスバルだけが前年同月を下回った。
一連の問題では、対応のまずさも目につく。28日に届け出たリコールでは、13年から不具合情報が寄せられていたが、「原因究明に時間を要した」(同社)ことで届け出が遅れたという。ブランドイメージの回復のためにも、品質管理などで抜本的な対策が急がれる。【松本尚也】
感想;
なぜこんな品質トラブルが続いているのでしょうか?
”アイサイト”で話題になり、お客さんが「アイサイトください」というほど、安全運転の先進的な技術を投入し、売上Upにも大きく向上しました。
ところが品質トラブルが多発し、そのツケが回って来ています。
不正検査を行っていない自動車会社もあります。
品質保証部門がトップからの経費削減/人員削減要求に対して、意見を言わず、不正などに手を染めてしまったのでしょうか?
品質は問題が起きて初めて必要性をトップが実感します。
問題が起きないと、コストがかかるだけとの認識を持つ経営層が多いです。
そのため下記になりがちです。
・人のリソース投入をしない
・人を投入しても、他の部署でところてん方式で押し出された人が品質保証に回される
・品質の責任者を優遇しない
品質問題はボディーブローのように後から効いてきます。
日本酒を冷酒で飲むと同じで、酔ってきたと思った時は、どうしようもなくドンドン酔いが回ります。
経営トップの品質に対する認識の甘さが招いたのではないでしょうか?
スバル社長
吉永泰之さん(2011年6月2018年6月)
中村知美さん(2018年6月-)
お二人とも営業出身です。
不正検査がないホンダとトヨタの社長を調べてみました。
ホンダは技術者出身が社長を務めているかと思います。
トヨタ自動車は文系出身の社長が最近は続いています。
結局は物造りに対する姿勢の問題なのかもしれません。
SUBARU(スバル)の品質を巡る不正や不具合などの問題に歯止めがかからない。28日には、同社として過去最大規模となる国内外で約226万台のリコール(回収・無償修理)届け出を明らかにした。多額の関連費用計上や、ブランド力の低下が経営の足を引っ張る悪循環から抜け出せない状況が続く。
スバルでは2017年秋以降、完成車検査を巡る無資格検査や燃費・排ガスデータの改ざん発覚が相次ぎ、一連の不正による累計リコール数は53万台に上った。18年11月には部品の不具合で走行中にエンジンが停止するおそれがあるとして、国内外で計41万台のリコール実施を発表した。さらに今年1月には調達部品の不具合に伴い、国内唯一の完成車工場である群馬製作所(群馬県太田市)の操業を一時停止。生産への影響は3万台に上り、今期2度目となる業績予想の下方修正で、最終(当期)利益の見通しを1670億円から1400億円に引き下げた。
品質管理向上のために生産速度を落としていることもあり、スバルは18年度の国内生産計画を昨年11月時点の計画から4万台少ない61万5800台に引き下げ、世界販売台数も3年ぶりに100万台を割り込む見通しとなった。2月27日に発表した1月の国内生産台数は、前年同月比50・9%減となり、大手自動車メーカーでスバルだけが前年同月を下回った。
一連の問題では、対応のまずさも目につく。28日に届け出たリコールでは、13年から不具合情報が寄せられていたが、「原因究明に時間を要した」(同社)ことで届け出が遅れたという。ブランドイメージの回復のためにも、品質管理などで抜本的な対策が急がれる。【松本尚也】
感想;
なぜこんな品質トラブルが続いているのでしょうか?
”アイサイト”で話題になり、お客さんが「アイサイトください」というほど、安全運転の先進的な技術を投入し、売上Upにも大きく向上しました。
ところが品質トラブルが多発し、そのツケが回って来ています。
不正検査を行っていない自動車会社もあります。
品質保証部門がトップからの経費削減/人員削減要求に対して、意見を言わず、不正などに手を染めてしまったのでしょうか?
品質は問題が起きて初めて必要性をトップが実感します。
問題が起きないと、コストがかかるだけとの認識を持つ経営層が多いです。
そのため下記になりがちです。
・人のリソース投入をしない
・人を投入しても、他の部署でところてん方式で押し出された人が品質保証に回される
・品質の責任者を優遇しない
品質問題はボディーブローのように後から効いてきます。
日本酒を冷酒で飲むと同じで、酔ってきたと思った時は、どうしようもなくドンドン酔いが回ります。
経営トップの品質に対する認識の甘さが招いたのではないでしょうか?
スバル社長
吉永泰之さん(2011年6月2018年6月)
中村知美さん(2018年6月-)
お二人とも営業出身です。
不正検査がないホンダとトヨタの社長を調べてみました。
ホンダは技術者出身が社長を務めているかと思います。
トヨタ自動車は文系出身の社長が最近は続いています。
結局は物造りに対する姿勢の問題なのかもしれません。