幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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「『反原発』の不都合な真実」藤沢数希著 ”いろいろな意見を知ることの重要性”

2020-04-04 02:16:16 | 本の紹介
・1TWhの電気エネルギーを生み出すのに、人名という観点からいえば、原子力による発電は、石炭や石油宇野ような化石燃料による発電より1,000倍程度安全だとされています。

・世界の総発電量のエネルギー源別内訳
石炭41%、石油5.5%、天然ガス21%、原子力13.4%、水力15.9%、その他2.8%(2010年)

・石炭などは採掘でおびただしい数の人が死にます。たとえば、中国では政府の公式統計だけで毎年数千人が石炭採掘の際の崩落事故などで死んでいます。

・1TWh当たりの発電方法別の死亡者数
 化石燃料21、水力1.4、ソーラー0.44、風力0.15、原子力0.03人

・原発ゼロだと日本で毎年3,000人以上死亡
WHOの調査によると、日本ではだいたい3.3~5.2万人の人たちが毎年、大気汚染が原因で亡くなっています。

・放射線による死者はひとりも出ていないどころか、福島第一原発の現場作業員で、急性放射線障害になった人もまだひとりもでていません。
(⇒慢性での死者はでている。放射能は慢性が怖い。所長も白血病で亡くなっている。また作業者も白血病で亡くなっている。この人たちを考慮に入れていない)

・原爆の生存者の長年にわたる追跡調査の結果、癌で死亡する確率は被爆量に比例して増加することがwかったのです。

・タバコは非常に毒性が強く、厚生労働省、国立がんセンターの疫学調査によると、日本で毎年約19.6万人の方が、タバコが原因で死亡するといわれています。

・日本はすでに自然エネルギー大国
太陽光発電日本はドイツ、スペインにつぐ世界第3位です(2011年)
(⇒2018年は中国、アメリカ、日本)

・自然エネルギーも環境破壊する
風力発電では、低周波による騒音や風車が周期的に太陽光を遮るストロボ効果による周辺住民への健康被害、野鳥を風車が跳ねてしまうバードストライクなどがよく知られています。
太陽光発電も環境破壊と無縁ではありません。・・・電池の寿命や、故障したときの産業廃棄物処理の観点からいえば、非常にやっかいな問題になるでしょう。
・自然エネルギーは補助金ビジネス
自然エネルギーというのは政府の補助金がたよりの産業で、補助金が打ち切られたら次々と破城していくというそれだけのことなのです。

・電気自動車は原発なしには普及しない
脱原発を進めるとすると、化石燃料を燃やす火力発電所を増やす他ありません。
自動車は排ガスによる大気汚染でもっと多くの人々の命を奪っています。ガソリン車を電気自動車に替えていくことにより、それだけ多くの人の命を救うことができます。

・いつか枯渇する化石燃料
エネルギー資源の可採年数(2010年)
石油42年、天然ガス60年、石炭122年、ウラン100年

・福島第一原発の被害は、多くの人が思っているほど巨額なものではありません。政府資産によると賠償額は4兆5千億円ていどとのことですが(内閣官房2011)、これは単純計算すると放射能漏れ事故で非難した約10万人に一人当たり4500万円であり、過少評価されているとは僕は思っていません。
(⇒賠償は避難した人だけでなく、汚染による被害尾含めるのでは?)
(民間のシンクタンクの試算は70~81兆円)

・電気代を安くするためには、原子力の比率を高め、その稼働率をなるべく上げることが重要でしょう。
(⇒原子炉の廃棄コストや事故のコストを含めていない)

・怖いのは地震や津波でなく人為的ミス
今回の(福島第一原発)事故は単純な安全装置の設計ミスなのです。
(⇒津波を約6mと低く想定したミス、女川原発では16mに想定して設計)

・放射性廃棄物について知っておきたい3つのこと
1) 放射線や放射性廃棄物は基本的に自然物である
(⇒ウラン235を濃縮したものは自然界になり)
2) 最終的に生み出される高レベル放射性廃棄物は圧倒的に少ない
(⇒その少ない量の管理に莫大な費用が掛かっている)
3) 高レベル放射性廃棄物の処理は科学的に何の問題もない
(⇒処理の目処がたっていない)

・福島第一原子力発電所では、いつめるとダウンして致死量を上回る捕縛をしてもおかしくないという状況の中、現場の所長や作業員は粛々と自ら行うべき仕事をやり遂げようと作業していました。
(⇒メルトダウンしていた。東電は逃げようとしたのを菅首相が踏みとどまらせた。その後所長初め、白血病で亡くなっている)

・日本と同じく地震があるトルコなどは、日本のメーカーから原発を買いたいと言いました。
(⇒安倍首相がトップ外交で売り込んだが、安全対策費用が膨大胃なり撤退した)

感想
(⇒)は本の内容に異説と思われるのを記載しました。

こういう見方もあるのかと思いました。
確かに自殺で2万人、交通事故で5,000人亡くなっているから、福島第一原発の事故の犠牲者はわずかであるとの見方ですが、比較するものだろうかとの疑問が生まれました。

福島第一原発の廃炉の目処が立っていません。

福島第一原発は人為的ミスと片付けていますが、その人為的ミスが大きな災害につながるのが原発なのです。

また、田中角栄首相が濃縮ウランを20年分購入したために原発建設が増えたことにも触れていません。

この本の意見に対して原発リスクを考えている人との間で議論を戦わせて、日本のエネルギー政策を考えて行く必要があるのでしょう。

化石燃料は有限です。
自然エネルギーはコスト高です。
もちろん、原発もコスト高です。
新しい原発を建設ではなく、今の原発を上手く活用すべきとの声もあります。
プルサーマルも目処がたたず、意地に莫大なお金がかかってきたので中止になりました。
日本の将来のために考えて行く必要があると思います。