「馳せ参じない馳」というワードがSNSで広がっている。 「能登半島地震が発生した1月1日、馳浩石川県知事は東京にいました。首相官邸で陸上自衛隊に災害派遣要請をするなど対応にあたり、同日夜に自衛隊のヘリコプターで石川に入りました。
その後は各被災地とオンライン会議をおこない、救助活動や避難活動、復旧活動を指示してきました。しかし、馳知事が被災地入りしたという情報がないため、このワードが広がったのです」(政治担当記者) 馳知事は就任以来、「聞いて応えてはせ、参じます」をキャッチフレーズにしてきただけに、県民としては「早くやってくれ」という気持ちがあるのかもしれない。 「やっと」というべきなのか、馳知事は10日におこなわれた年明け初の会見で、岸田文雄首相が13日に被災地入りを調整していることを明かし、自身も首相に同行して被災地入りする意向を明かした。
かねて「決定が遅く、支援の規模も小さい」と批判されていた馳知事だが、今回の被災地入りについても「X」では
《なぜ岸田と一緒?自治体の長なら、岸田より先に現場見てこいよ!》
《被災地には「馳せ参じない馳」だが岸田様御一行訪問にはいち早く「馳せ参じる馳」》
《石川県知事なのに被災地視察してないとはビックリ! しかも今年初の会見が10日というのもビックリ!》 などの書き込みがあった。
そうしたなか、馳知事は11日に『BSフジ LIVE プライムニュース』に出演。同日午後2時現在で県内の死者は213人、安否不明者は37人であることを報告。4つの市町でいまだ調査ができていないとも語った。 「番組のなかで、馳知事は『被災者は大変な思いで生活している。現在も400の避難所で2万3650人が不安な夜を過ごしているが、今後は安全でより衛生的な環境のため、住民には1.5次避難、2次避難を促していく』と説明しました」(同)
馳知事は、同番組で石川県民について、 「自己主張するより、相手のことを考えるという優しさが多く見られます。もう1点は、本当に我慢強く、取材に行った記者さんに『どうぞ、おまんじゅうを食べてください』といったような、自分のことはさて置いて相手のことを思いやる気質の方が本当に多い」 と話した。
現地の復旧はなかなか進んでいない。こうした現状を打破するためにも、「馳せ参じる馳」になって陣頭指揮をとってほしい。
感想;
馳知事は『被災者は大変な思いで生活している。
おいおい、大変な思いが深まっているのは、馳知事の対応が遅かったのが一因ですよ。
なぜ人ごとみたいに言うのですか。
馳知事はまだ被災地に行っていません。
まずは現状を見ることです。
避難所に入れない避難者がビニールハウスで寝泊まりしている厳しさを見ていただきたい。
公式でない避難所は自衛隊の救援物質が届かない酷さ。
そういう声を拾って実感するのがトップの役割です。
馳せ参じない馳知事
まさにぴったりの言葉です。