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大川原化工機での「冤罪事件」  捜査・立件を主導した「渦中の人物たち」の今 ”冤罪を起こして責任を取らずに出世/とってもよい組織と上司”

2024-01-16 09:47:09 | 社会

 東京地裁が「逮捕も起訴も国家賠償法に照らして違法」と断じた大川原化工機冤罪(えんざい)事件。判決は確定せず、控訴審で争われることになった。 


  2023年12月27日、東京地裁(桃崎剛裁判長)は国と東京都に約1億6000万円の賠償を命じた。これに対し、国と東京都は控訴期限の2024年1月10日、午後4時台になって控訴。大川原化工機の大川原正明社長ら原告も同日午後5時に控訴した。翌11日、原告と被告の双方がコメントを発した。
 東京地検の新河隆志次席検事は定例記者会見で「国が控訴していることは承知している」と述べた。大川原社長など原告らが「国や都が謝罪してくれれば控訴しなかった」としている点については「現時点でお答えは差し控える」とコメントを避けつつ、「念のために言うが、国が控訴したのであって、検察庁が控訴したわけではない」と付け加えた。  警察庁の露木康浩長官は定例記者会見で「警視庁で精査した結果、『証拠上、受け入れることは難しい』ということで上級審の判断を仰ぐことが適当との結論に至った」と発言。東京都の小池百合子都知事は記者団にコメントを求められて「大変専門的な事案で警視庁の見解を尊重することにした」と述べた。

■「まだするのか。あきれた」  
 原告の大川原社長は東京地裁内で開いた記者会見で次のように語った。  
 「裁判長が深く踏み込むというより押さえるところを押さえたという判決内容からすると(国や都が)控訴しない可能性もあるんじゃないか、と思っていた。が、(国や都は)予定どおりの控訴をしてきた。
『ああ、やっぱりか』という感想」  
「やっぱり」の真意を記者に問われると、「落胆や憤りというより『あきれた』という感じ。『まだ(裁判を)するか』という感じ」と述べた。

 2020年3月。細菌兵器の製造など軍事転用が可能な装置を、経済産業省の許可を得ずに中国へ不正に輸出したとして、横浜市にある大川原化工機の大川原社長ら幹部3人が逮捕・起訴された。  容疑は外為法違反(無許可輸出)だった。同年6月には、韓国にも経産省の許可を得ずに輸出したとして再起訴されている。  起訴後も勾留が約11カ月間続き、翌年の2021年8月に初公判が予定されていた。が、初公判の4日前に東京地検が起訴を突如取り消した。取り消した当日は、公安部と経産省とのやり取りを記した大量の捜査メモを、東京都や国が東京地裁に提出する期限日だった。

 大川原化工機の装置は、経産省の輸出許可が必要な機器ではそもそもなかった。つまり公安部による事件の捏造に、東京地検は結果として加担し、ずさんな捜査を追認していたのである。

■渦中にある公安部、経産省、地検の人物たち  
 大川原化工機事件の捜査を指揮したのは警視庁公安部外事1課の宮園勇人警部(肩書は当時。以下同じ)だった。「海外の“あるべきではないところ”で大川原化工機の噴霧乾燥器が見つかった」と事件の構図を描いた。公安部は30人規模の捜査チームを結成した。
 捜査チームの一員で宮園警部の忠実な部下の1人・安積伸介警部補は立件に向けて「捜査メモ」や「聴取結果報告書」を大量に作成した。  安積警部補は、大川原化工機の島田順司取締役に、殺菌の解釈を誤解させたうえで供述調書に署名捺印するように仕向けた。島田氏の逮捕直後の「弁解録取書」を作成する際、島田氏の指摘に沿った修正をしたように装い、実際には島田氏が発言していない内容の同書を作成し署名捺印させていた。  経産省の窓口となった安全保障貿易管理課のT検査官は「大川原化工機の噴霧乾燥器は生物兵器の作成装置に転用できない」「したがって輸出規制製品に非該当」とかたくなだった。
 そこで、宮園警部は警視庁公安部長から経産省に圧力をかけるよう画策する。  「公安部長が動いた」  そう上司に聞かされた経産省の笠間大介課長補佐(下図では「K課長補佐」)は「ガサ(家宅捜索)はいいと思う」と公安部に譲歩した。笠間課長補佐はT検査官の上司である。経産省は輸出規制を所管しており、警視庁公安部外事1課からは規制当局の立場から違法性の認識を求められていた。  東京地検は逮捕の1年半前から、同地検の塚部貴子検事は逮捕の9カ月前から、継続的に宮園警部から相談を受けていた。「5人の従業員が『装置に残った菌は殺すことができません』と言っている」と別の検事から聞いても、塚部検事は意に介さなかった。実際の装置を見ることもなく、大川原社長ら3人を起訴したのである。決裁したのは当時、東京地検の検事正だった曽木徹也検事だった。

■捜査・立件を主導した人たちは出世  
 大川原化工機事件を立件した公安部外事1課は警察庁長官賞と警視総監賞を受賞。捜査員ら15人が総監賞で個人表彰もされた。総監賞では1万円の副賞も各人に授与された。  捜査を指揮した宮園警部は警視に昇任し現在は亀有署に勤務。安積警部補は警部に昇任し蒲田署にいる。  一方、「従業員が『温度が低くなる』と言っている。もう一度測ったほうがいいのでは」と宮園警部に進言した時友仁警部補は、警部補のまま野方警察署に異動した。
 時友氏と同様に立件に懐疑的で、法廷で「(本件は)まあ、捏造。逮捕・勾留の必要はなく、起訴する理由もとくになかった」とまで証言した濱崎賢太警部補は、現在も公安部の警部補だ。  警察庁長官賞や警視総監賞、個人表彰や副賞は2023年7月になってようやく自主返納された。が、宮園氏や安積氏の昇進は取り消されたわけではない。時友氏や濱崎氏は昇進が止まったままである。  塚部検事は千葉地検に異動した。大川原化工機事件の取材にはいっさい答えない。曽木検事正は高松高検検事長、大阪高検検事長を歴任した後に退任。2023年から長島・大野・常松法律事務所で顧問をしている。経産省の笠間課長補佐は貿易管理部の技術調査室長に栄転した。
 東京地検の新河次席検事も警察庁の露木長官も、11日の会見で「起訴後に起訴取り消しに至ったことは真摯に受け止める」とした。真摯に受け止めた割には、事件の捏造に関わった渦中の人物は昇進したままだ。これで国民の納得が得られるのだろうか。 

■控訴審はゴールデンウィーク前後からか  
 原告と被告は1月10日から50日以内に「控訴理由書」を提出。同書を受けて双方が「答弁書」を提出する。初公判は早くてもゴールデンウィーク前後になるとみられている。
 原告代理人の高田剛弁護士(和田倉門法律事務所)は同11日の会見で、「原審(1審判決)は無難。(判決を覆すのが難しい)堅いところで書いてもらっている。東京高裁には、事件は作られたものであるというさらに踏み込んだ事実認定をしてもらいたい」と語気を強めた。
山田 雄一郎 :東洋経済 記者

感想
 あまりにもひどすぎる。
パーティ券の不記載はおとがめなし。

 どう考えてもおかしいです。

 捏造に加担した人を昇進させているのは、真実を話さないさせるためです。
冷遇すると「捏造だった」と真実を話すからです。

 それにしても殺菌効果のない一般の噴霧乾燥機を”兵器”とすることじたい、科学的な知識がまったくないというか、司法のことがわかっても、科学のイロハもご存知ないとは驚いてしまいます。
 もう少し、兵器や部品の可能性のあるものをターゲットにすれば、ややこしかったと思います。

 公務員です。
税金を使っているのです。
税金を納めている人を無実の罪で苦しめて、昇進して、こんなことが許されるのでしょうか?
 もっと国民が声をあげないとおかしなことがまかり通って、いつか私たちにも冤罪が降り注ぐのではないでしょうか?

「クスリを一度に40錠飲んだ。ふわふわして不安が消えた」オーバードーズの恐怖 若者がハマる背景に、孤独感や対人関係 ”クスリからの脱出”

2024-01-16 02:48:02 | 社会

 東京都出身の和氣さなえさん(35)は約10年前、夜になると寝られない日が続いた。交際相手の浮気を知ったためだ。彼からLINEの返信が来なくなり、不安に襲われた。病院で診察を受けると、睡眠導入剤や精神安定剤が処方された。当初はそれで眠れたが、耐性が付いたのかしばらくするとまた不眠になった。 

 「少し多めに飲んでみようかな」  服用する量を増やし始め、気付いたら一度に飲む量は40錠。飲むと「ふわふわした気分と、強い自分になった感覚」になり、手放せなくなった。彼とは数年後に別れたが、オーバードーズはその後も続いた。  気分を高揚させるため、市販の薬や処方薬を過剰に摂取するオーバードーズ。近年、救急搬送される若い世代が増えている。東京消防庁管内での搬送人数は年間1000~1500人。その半数は15~29歳だ。深刻な依存症に陥り、副作用で体をむしばまれるため非常に危険。ただ、その背景を探ると不安や、寂しさ、葛藤といった「負の感情」が要因となっている。(共同通信=丹伊田杏花) 

 気づいたら「くすりを一度に40錠」オーバードーズ、深刻な連鎖  
▽次第にエスカレート  
 オーバード-ズに陥った和氣さんは、病院をはしごするようになった。薬がないと不安。精神科や内科を毎月、約10カ所回った。手元には常に約200錠あった。大量に飲むとふわふわし、不安や寂しさを感じずに仕事に打ち込める。ところが、体から薬が抜けるとろれつが回らなくなり、仕事場で倒れることもあった。会社員や介護職を転々としたが、いずれも辞めざるを得なくなった。

 その後はアルバイト生活になったが、保険証を持てなくなった。そこで同居していた両親に頼み、扶養に入った。再び保険証を使えるようになったが、その使用履歴から「病院のはしご」がばれた。両親にとがめられたものの、やめられない。病院に通い続け、漫画喫茶で大量に服用することを繰り返した。はたから見れば依存症だが、和氣さん自身はこう思っていたという。  「『交際相手との関係が良くなれば』『結婚さえできれば』と、今ある不安が解決すればすぐにやめられると信じていた」  根底にはこんな思いもあった。「違法なドラッグではなく医師から処方された薬だから、罪悪感があまりなかった。自分は周りと薬の使い方が少し違うだけだと…」  親に隠れて入手するため、保険証は使えない。薬代は全額自己負担。借金を重ねた結果、総額は約200万円に上った。  

▽「自分は依存症ではない」  
 数年後、20代後半になった和氣さんから、友人の多くは既に離れていた。気分が落ち込んだときにマンションから飛び降りたこともあった。

 見かねた両親が奈良県にある施設への入所を勧めた。依存症回復支援をはじめ、女性の生き直しに特化した専門機関「フラワーガーデン」だ。  和氣さんも「そろそろやめないと大変なことになる」とは思ったものの、入所は断った。「私は依存症ではない。やめようと思えばいつでもやめられる」  ただ、ちょうどその頃、新型コロナウイルスが東京で蔓延。自由に外出できなくなったせいで心境が変化した。「これでは施設に入所しているのと同じ。この期間だけ施設に行き、すぐに帰ってこよう」  両親からの度重なる勧めもあり、入所を決めた。両親の運転で奈良県へ。施設に持って行く荷物には、200錠の薬も入れていた。  

▽ろれつが回らない動画に「いいね」  
 オーバードーズは、深刻な社会問題になっている。  SNSで今年6月、若い女性が錠剤を次々に口に含み、水で飲み込む約50秒の動画が投稿された。女性はろれつが回っていない状態で、笑いながらカメラに向けて何か言葉を発している。撮影者の声も聞こえるが、同様にろれつが回っていない。2人ともオーバードーズ状態とみられる。現在はアカウントが凍結されたため閲覧できないが、似たような投稿は今も出回っている。

 東京消防庁が取り扱う救急搬送には「睡眠薬・鎮痛・鎮静剤の服用・吸入・中毒による自損行為」という分類がある。これにより搬送された15~29歳は2018年が420人で、19年530人、20年584件、21年656人、22年814人と増え続けている。男女比では80%以上が女性。22年は85%超に当たる695人が女性だった。  

 滋賀県では2021年12月、京都市伏見区の女子高校生が薬物中毒で死亡した。大津地方裁判所は、向精神薬の「エチゾラム」を、正当な理由がないのに譲渡したとして40代の無職の男に有罪判決を言い渡している。判決などによると、男はオーバードーズを楽しむ仲間をSNSで募集していた20代女性=麻薬取締法違反罪で有罪確定=にエチゾラム100錠を譲渡。この女性を通じて知り合った女子高校生を自宅に呼び、50錠を渡していた。  

▽購入制限の「抜け道」  
 オーバードーズはなぜこれほど若者の間で広がっているのか。全国の中学、高校を対象に、薬物乱用防止の出張講座を開いている新潟薬科大の城田起郎助教に尋ねた。城田助教は、医薬品の製造販売状況を監視・指導する「薬事監視員」として鹿児島県庁に勤めていた経験から、こう説明する。

「違法薬物とは異なり、市販薬などはドラッグストアやインターネットで比較的安価に購入できる。若者にとって、最も手を出しやすい薬物乱用の手段になっている」。市販薬や処方薬は「生きづらさを乗り越えたい」や「死にたい」といった、複雑なメンタルヘルスの問題が動機になっている場合が多い、というのが城田助教の分析だ。

 厚生労働省も規制を強めている。2014年、医師の処方箋なしに購入できる一般用医薬品に使用される6成分について「乱用等のおそれのある医薬品」に指定し、2023年に範囲を拡大した。6成分を含む一般用医薬品には購入数に制限があるほか、販売する際は薬剤師らが氏名や年齢を確認する必要がある。  さらに、厚生労働省の検討会は昨年12月、依存性がある成分を含む市販薬の20歳未満への販売を「小容量の製品1個のみ」とする案を大筋で了承した。  

 それでも、城田助教によるとこれらの規制策には抜け道がある。
 「現時点では複数の店舗をはしごしたり、インターネットを経由したりすれば、実際は制限なく購入できてしまう。(年齢制限を設けても)20歳以上が大容量の市販薬を購入し、それを20歳未満に譲渡する可能性もある」  実際、昨年11月には「トー横」と呼ばれる東京・歌舞伎町の若者に市販のせき止め薬を無許可で販売したとして、20代の男女4人が逮捕されている。  「規制を強化しても、非正規ルートで市販薬を取引したり、他の薬物や行為に移行したりする。オーバードーズはある意味、SOSのサイン。『ダメ。ゼッタイ。』と頭ごなしに否定するのではなく、教育現場、行政、地域の方々が一体となって心の問題に切れ目のない支援をすることが根本的な解決につながる」。若い頃から学校で薬に対するリテラシーを高める必要性も提言している。  

▽完治はしないと思うけれど  
 オーバードーズを繰り返した和氣さんは、奈良県橿原市の「フラワーガーデン」に入所した。依存症を含む精神疾患などからの回復や成長、生き直しを支援する一般財団法人「ワンネス財団」の傘下組織だ。
 見ず知らずの女性たちと寝食を共にする共同生活。その上、スマートフォンも使えない。当初はすぐに帰ろうと思っていた和氣さんだったが、人と関わることが今までよりも楽しく思えてきたという。共同生活の中、入所者同士で衝突し、正直な意見を言い合っても離れることのない信頼し合える人間関係を体感したためだ。次第に、薬に頼らない生活に戻っていった。  2021年10月からは、フラワーガーデンの職員として働き始めた。自分の経験を、誰かのために生かすことができたらと考えたからだ。「正直、完治はないと思う。ただ今は、人に相談することができ、誰かが絶対にそばにいてくれる。薬ではない他の手段で自分の生活を満たすことができている」

▽鍵を握るのは「人とのつながり」  
 フラワーガーデンでディレクター(施設長)として働く木村勇也さん(36)は、和氣さんのケースをこう分析する。  「家族との同居や正社員として働いているなど、社会との安定的な関わりが施設へのつながりやすさになる」
 ワンネス財団にはアルコールや薬物依存に関する相談が年間約5千件寄せられる。相談の7割は男性で、その多くは家族、友人、職場の人といった周囲から。課題もある。 「依存症患者のほとんどは対人関係に悩みを抱えている。性産業で働いている女性のように、社会から孤立しがちな人へのアプローチが課題だ」  フラワーガーデンには現在、20~60代の約15人が入所。木村さんによると、どの依存症でも回復と克服のプロセスは同じだ。共同生活を通してまずは身体的・精神的に良好な状態を作り生活を立て直す。心理学を使った対人コミュニケーションのトレーニングを繰り返し、社会復帰を目指す。中でも大切にしていることは、孤独の解消と自己実現。  「人とのつながりを取り戻し、自分の強みに気づくことで心身が良好になる。そして、今まで依存していた薬やギャンブルなどの対象に頼る優先順位を低くすることができる」  

▽社会全体が「ゲートキーパ」ーに
 オーバードーズの蔓延を防ぐには、薬剤師による「気付き」も大切という。日本薬剤師会常務理事の岩月進さん(68)は、病院やドラッグストアで直接薬を渡す立場にある薬剤師を「ゲートキーパー(門番)」と捉えている。  「薬物の過剰摂取での自殺を防ぐため、購入者にどこの具合が悪いのかを聞き、積極的に会話の時間を増やすことが大切だ」  ゲートキーパーになれるのは、薬剤師だけではないという。一人一人が自分の周りにいる人の変化に気付き、声かけをすることで、社会全体がゲートキーパーになれると語った。


 アルコールや薬物、ギャンブルなど、今、依存症は社会問題として取り上げられるようになりました。依存症に苦しむ女性も増加しています。このような社会背景を受け、2014年6月奈良県橿原市に、日本で初めて治療共同体メソッドに基づいた、女性専用依存症回復支援施設『フラワーガーデン』を設立いたしました。ワンネスグループは依存症回復のエキスパート集団です。依存症から必ず回復できると確信し、スタッフや仲間が全力でサポートしています。

ワンネス財団について
ワンネス財団は、ウェルビーイングに着目した独自のカリキュラムとコンセプトで、
精神疾患や様々な障害、各種依存症、触法者の心身の回復とその後の成長を支援する専門機関(治療・回復共同体)です。
生き甲斐を持って
「人生を生き直すことのできる回復と成長」をサポートしています。

感想
 橿原市は前に仕事で何度か訪問していました。
神武天皇を祀っている橿原神宮があるとことです。
 このような施設がそこにあるのは知りませんでした。

 和氣さなえさんは医者からもらった薬がきっかけでODになりました。
治すはずの薬が害になるケースがあるのです。
 うつ病は薬で治すことができないと断言している精神科医も多いです。
寝られない、不安が大きいなど、薬でその症状を緩和している間に、元気になると、薬が効いたと思っているだけです。

 一番良いのはうつの原因を解決することです。
でも和氣さなえさんは彼にフラれたのですから、解決はできません。
別の解決は、「男はいくらでもいる」と思って新しい彼をつくる。
あるいは、「私をフルなんて小さい男だ!」「フラれて良かった」と解釈を新しくする。
 成人式で配られた『二十歳の春』に加藤諦三氏が、フラれた時のことがかいてありました。
「ふったなら、絶対フッたことを後悔するような人になる」
 これができたなら、フッた相手に感謝です。(笑)

または別のことに昇華させる。
ゲーテはフラれたことを本にしました。
『若きウェルテルの悩み』
ベートーヴェンも失恋しています。
 
 苦しいと、そこから逃れたい、解放されたい。
自殺でその苦しさを逃れたいと思う人も多いのではないでしょうか。
 リストカットなど自分を傷付けることで意識が痛みの現実に向けられるのかもしれません。
 薬の成分で、ぼんやりするなどで、苦しいことばかり考えている現実から少し離れることができるので、ODをしてしまうのかもしれません。

 薬は自分がコントロールしているようでも、知らないうちに薬に自分がコントロールされてしまう恐ろしさがありようです。
 気づいた時にはもうコントロールされているのです。
お酒、ゲーム、ギャンブル、買物、性・・・。
そういったものは、ドーパミンを分泌して気持ちが良くなるのです。
登山して頂上で景色見た時、同じようにドーパミンが出るようですが、それは健康的に得たものになります。ごほうびです。
何も努力せずにごほうびがもらえるのが依存症になってしまいます。

価値あるものに集中するのは新しい価値を生み出します。
でもそうでないものは、気分転換や気晴らしになっている内は良いのですが、それで生活が乱れてしまい、心身に影響を与えてしまいます。

 勝負事が好きなので、競輪や競馬に走るとのめり込んでしまいそうなので、近づかないようにしています。
 ドラッグも、どんなものだろう?と試してみたい気持ちもありますが、自分がドラッグに支配されてしまうリスクが高いので手を出さないようにしています。
 ちょっとしたきっかけでそれに入ってしまうこともあるのでしょう。
女性がホストクラブにのめり込む場合は、興味や誘われて、初回が千円とか安いので・・・。でもちやほやしてくれて嬉しいし、楽しいし・・・。また経験してみたいと思うようです。

 ドラッグの怖さを知っておくことが大切なのでしょう。
芸能人でも繰り返している人が何人もいます。
誘惑を断つのはとても難しいのだと思います。