平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

花ざかりの君たちへ 第11話

2007年09月12日 | 学園・青春ドラマ
★佐野サマはこれだけ変わった。

 最初は「放っておいてくれよ」「お前なんかに俺の気持ちはわからない」。
 他人を拒絶して、自分の殻に閉じこもって。
 別な言い方をすれば、他人から逃げる。
 自分の正直な気持ちとも向き合わないで、ウソをついている自分を自分だと思い込む。

 そんな佐野(小栗 旬)がこう変わる。
 「逃げ出したくないんだ。お前からも自分からも」
 本当の自分は「父親と話をしたい」「瑞希にごめんと言いたい。ありがとうと言いたい」
 だから本当の自分と向き合って、瑞希(堀北真希)に「昨日はごめん」と言った。
 父親には瑞希に背中を押されて「腹を割って話せた」。
 「昔の自分より今の自分の方が好きだ」と言えるようになった。

 筋肉と同じように固まってしまった心はほぐさなくてはならない。
 それをほぐすのは人。
 佐野の場合は瑞希。
 梅田北斗(上川隆也)の言葉を借りれば、「人の気持ちを動かすのは純粋な気持ち」。

★そんな変わった佐野サマが瑞希のために闘う。
 まずは中津(生田斗真)。
 中津の宣戦布告に「俺も譲れねえ」と言って、中津と争う。
 舞台は寮対抗の『開会セレモニー争奪戦』。
 寮対抗なのに戦いは佐野対中津に。
 ギャル語対決で、なぜか佐野がわかってしまうのが楽しい。
 そして次に闘うのが、高校記録のバー。
 瑞希に最高のジャンプを見せるために佐野は跳ぶ。
 それは瑞希への気持ちの表明。
 感動する瑞希。

 しかし、ハイジャン以外では瑞希になかなか佐野の気持ちは伝わらない様だ。
 マッサージ。「お前のために跳ぶ」と必死で言った言葉が、瑞希には今まで面倒をみてきたお礼ぐらいにしか伝わらない。
 瑞希が鈍いせいもあるが、佐野はまだまだ言葉で気持ちを表現するのは苦手。
 それでも口に出して言おうと思った点、佐野サマ、大きな進歩である。
 
 それにしても人と人の気持ちってなかなか伝わらないものだ。
 だからドラマが描かれるのだが。

★最後にもうひとつ。
 人と人の気持ちはシンクロして相乗効果をもたらす。
 佐野の瑞希のために跳ぶという気持ちが瑞希に伝わる。
 瑞希は「二足分下がれ」とアドバイスで返す。
 これは佐野の父親のアドバイスだが、瑞希の必死な応援の気持ちでもある。
 ふたりの気持ちがシンクロする。
 そのシンクロした気持ちがまわりにも伝わって、桜咲学園の連中は佐野を応援する。
 気持ちと気持ちのぶつかり合いは伝わって、さらに大きな力を生み出すのだ。


※追記
 今回の寮対抗戦は面白かった。
 瑞希・佐野・中津のメインストーリーに絡んでいたからだ。
 サブストーリーはメインストーリーに絡んでいなくてはならない。


コメント (2)
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