音楽教師グレン・ホランド(リチャード・ドレイファス)先生の30年を描いた物語。
エピソードはこう。
★赴任
作曲がしたいホランド。教師なら楽だろうと考えていたが、知識は教えているが、生徒を導いていないと批判される。
★教師誕生
子供も生まれ、夢の未来でなく目の前の現実に向き合おうと思うホランド。
生徒と向き合う。音楽の楽しさを生徒たちに伝えようと思う。
バッハとロックには関わりのあることを講義。
★教師誕生2
クラリネットが上達しない赤毛の少女ラング。挫折?
先生の教え方が悪かった。楽譜なんて気にしないでいい。楽しくやろうと言う。
人を導く喜び。感動させる喜びを感じるホランド。
★マーチングバンド結成
レスリングしか取り柄のないラスに単位を取らせるため、マーチングバンドへ。
しかしラスはやる気はあるのだが苦戦。
体育教師に「やる気のあるやつに教えられないのはヘボ教師だ」「唯一の取り柄いかせなかったら、ラスは惨めな人生を送ることになる」と言われて奮起。
ラスはバンドを無事やり遂げ、卒業する。
★息子のコールが聴覚障害であることが判明。
★ラスの戦死
ベトナム戦争でのラスの戦死。ラスはこの学校を卒業できたことを誇りにしていたと反抗的な生徒サドラに語る。
★少女モーガン
聴覚障害の息子のことでイライラ。
教師の仕事にのめりこむあまり、「生徒と子供、どちらが大事なの?」「教師と父親、あなたはどっちなの?」と妻に聞かれる。
そんな折、演劇祭でミュージカルをやることになった時、少女モーガンに出会う。
たぐいまれなる音楽の才能。
音楽に生活に生きたかった昔の夢を彼女に投影するホランド。
あるいは聴覚障害の息子の代償からか、淡い恋に落ちる。
モーガンからもいっしょにニューヨークに行こうと言われ……。
★息子に音楽を教える。
息子コールとの対立葛藤。
コールは「自分も音楽を父さんに教えてもらいたかった」と手話で言われ、コンサートを実施。
ジョン・レノンの「ビューティフルボーイ」を歌う。
★さよならホランド先生
音楽の予算カット。60歳のホランドは学校を去ることに。
音楽の必要性を役人に訴えるが、時代が違うと言われる。
傷心のホランド。
そこへ集まる昔の生徒たち。
赤毛のラングは州知事になっていた。
ラングはホランドに語る。
「私は先生に人生を変えてもらった。先生は自分の人生、道を誤ったと考えていらしゃるかもしれないけど、そんなことはない。ここにいるひとりひとりの人間は先生に触れ、人間として成長させてもらった。ここにいる先生の教え子たちは先生の書いた音符、教え子たちは先生の人生のシンフォニー」
感動的な物語だ。
30年の9つのエピソードを、144分の時間の中に見事に収めている。
一貫しているのは「問題を抱える生徒たちと向き合い、どう解決していくか?そこに音楽がどう絡むか?」
ホランドは決して人格者ではない。
息子のことではイライラするし、才能のある少女に迷ったりする。
長調あり短調あり。
9つのモチーフを持つ交響曲を聴いている様な感じだ。
人生を一編の音楽に例える。
ホランド自体はその瞬間瞬間に一生懸命なだけだったろうが、30年をふり返って俯瞰してみると見事な音楽になっている。
そんな作品だった。
★追記
ホランドの音楽指導。
・ラングに
「音楽はなぜ楽しいか?音楽は人の心を動かすものだから。生きていることを楽しむものだから」
・モーガンに
「この歌の人物はどんな気持ちなんだろう?抱きしめてくれる人を求めている。愛に飢えている」
エピソードはこう。
★赴任
作曲がしたいホランド。教師なら楽だろうと考えていたが、知識は教えているが、生徒を導いていないと批判される。
★教師誕生
子供も生まれ、夢の未来でなく目の前の現実に向き合おうと思うホランド。
生徒と向き合う。音楽の楽しさを生徒たちに伝えようと思う。
バッハとロックには関わりのあることを講義。
★教師誕生2
クラリネットが上達しない赤毛の少女ラング。挫折?
先生の教え方が悪かった。楽譜なんて気にしないでいい。楽しくやろうと言う。
人を導く喜び。感動させる喜びを感じるホランド。
★マーチングバンド結成
レスリングしか取り柄のないラスに単位を取らせるため、マーチングバンドへ。
しかしラスはやる気はあるのだが苦戦。
体育教師に「やる気のあるやつに教えられないのはヘボ教師だ」「唯一の取り柄いかせなかったら、ラスは惨めな人生を送ることになる」と言われて奮起。
ラスはバンドを無事やり遂げ、卒業する。
★息子のコールが聴覚障害であることが判明。
★ラスの戦死
ベトナム戦争でのラスの戦死。ラスはこの学校を卒業できたことを誇りにしていたと反抗的な生徒サドラに語る。
★少女モーガン
聴覚障害の息子のことでイライラ。
教師の仕事にのめりこむあまり、「生徒と子供、どちらが大事なの?」「教師と父親、あなたはどっちなの?」と妻に聞かれる。
そんな折、演劇祭でミュージカルをやることになった時、少女モーガンに出会う。
たぐいまれなる音楽の才能。
音楽に生活に生きたかった昔の夢を彼女に投影するホランド。
あるいは聴覚障害の息子の代償からか、淡い恋に落ちる。
モーガンからもいっしょにニューヨークに行こうと言われ……。
★息子に音楽を教える。
息子コールとの対立葛藤。
コールは「自分も音楽を父さんに教えてもらいたかった」と手話で言われ、コンサートを実施。
ジョン・レノンの「ビューティフルボーイ」を歌う。
★さよならホランド先生
音楽の予算カット。60歳のホランドは学校を去ることに。
音楽の必要性を役人に訴えるが、時代が違うと言われる。
傷心のホランド。
そこへ集まる昔の生徒たち。
赤毛のラングは州知事になっていた。
ラングはホランドに語る。
「私は先生に人生を変えてもらった。先生は自分の人生、道を誤ったと考えていらしゃるかもしれないけど、そんなことはない。ここにいるひとりひとりの人間は先生に触れ、人間として成長させてもらった。ここにいる先生の教え子たちは先生の書いた音符、教え子たちは先生の人生のシンフォニー」
感動的な物語だ。
30年の9つのエピソードを、144分の時間の中に見事に収めている。
一貫しているのは「問題を抱える生徒たちと向き合い、どう解決していくか?そこに音楽がどう絡むか?」
ホランドは決して人格者ではない。
息子のことではイライラするし、才能のある少女に迷ったりする。
長調あり短調あり。
9つのモチーフを持つ交響曲を聴いている様な感じだ。
人生を一編の音楽に例える。
ホランド自体はその瞬間瞬間に一生懸命なだけだったろうが、30年をふり返って俯瞰してみると見事な音楽になっている。
そんな作品だった。
★追記
ホランドの音楽指導。
・ラングに
「音楽はなぜ楽しいか?音楽は人の心を動かすものだから。生きていることを楽しむものだから」
・モーガンに
「この歌の人物はどんな気持ちなんだろう?抱きしめてくれる人を求めている。愛に飢えている」