教師もの×幽霊
企画は<既にあるもの>に何をかけ合わせるかで決まる。
最近の例では『悪夢ちゃん』。
この作品は、エピソードが学園ものから外れてしまった回もあったが、設定で新しさが出ていた。
では今作は?
展開が定番で、破綻がなく、まったり楽しむ分にはいい感じですかね。
あとは、神山暁(香取慎吾)の配色が凝った上下のファッションや河合千穂(前田敦子)の脚を見せるファッションを楽しんだり、神山が住んでいるアパートの雰囲気・デザインを楽しんだりするのもあり。
教室の生徒達の中に将来の原石を探すのもあり。
ただ、従来の教師ものと少し違うのは、こんなせりふを言わせているところ。
モンスターペアレンツの母親について「かっこ悪い」という女生徒に対して
霧澤和泉(真矢みき)はこう答える。
「逆よ。 どんなにかっこ悪くても、お母さんはあなたを守りたかったの」
従来の作品なら、このせりふは言わない。
モンスターペアレンツの母親をステロタイプとして描いて終わる。
あとは神山が不登校の相田拓途(神宮寺勇太)に言ったせりふ。
「担任になったばかりで信じてくれとは言わないけど、俺は見ているぞ!」
ポイントは「担任になったばかりで信じてくれとは言わないけど」とつけ加えているところ。
従来の熱血教師なら「俺は見ているぞ!」と熱く語って終わる。
しかし神山は「信じてくれとは言わないけど」と、覚めた客観的な目で、自分と拓途の関係をとらえている。
これで神山がクールに物事を見られる現実主義者で、単なる理想主義の熱血教師でないことがわかる。
このように一瞬「なるほど!」というシーンがあるこの作品。
しかし物語の素材が<不登校>や<モンスターペアレンツ>っていうのは、やはり従来の教師ものの域を出ていない気がします。
企画は<既にあるもの>に何をかけ合わせるかで決まる。
最近の例では『悪夢ちゃん』。
この作品は、エピソードが学園ものから外れてしまった回もあったが、設定で新しさが出ていた。
では今作は?
展開が定番で、破綻がなく、まったり楽しむ分にはいい感じですかね。
あとは、神山暁(香取慎吾)の配色が凝った上下のファッションや河合千穂(前田敦子)の脚を見せるファッションを楽しんだり、神山が住んでいるアパートの雰囲気・デザインを楽しんだりするのもあり。
教室の生徒達の中に将来の原石を探すのもあり。
ただ、従来の教師ものと少し違うのは、こんなせりふを言わせているところ。
モンスターペアレンツの母親について「かっこ悪い」という女生徒に対して
霧澤和泉(真矢みき)はこう答える。
「逆よ。 どんなにかっこ悪くても、お母さんはあなたを守りたかったの」
従来の作品なら、このせりふは言わない。
モンスターペアレンツの母親をステロタイプとして描いて終わる。
あとは神山が不登校の相田拓途(神宮寺勇太)に言ったせりふ。
「担任になったばかりで信じてくれとは言わないけど、俺は見ているぞ!」
ポイントは「担任になったばかりで信じてくれとは言わないけど」とつけ加えているところ。
従来の熱血教師なら「俺は見ているぞ!」と熱く語って終わる。
しかし神山は「信じてくれとは言わないけど」と、覚めた客観的な目で、自分と拓途の関係をとらえている。
これで神山がクールに物事を見られる現実主義者で、単なる理想主義の熱血教師でないことがわかる。
このように一瞬「なるほど!」というシーンがあるこの作品。
しかし物語の素材が<不登校>や<モンスターペアレンツ>っていうのは、やはり従来の教師ものの域を出ていない気がします。