平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

コード・ブルー 第3話~秋本さんの体は生きたいと答えてくれた。でも、心はもっと時間がかかると思います

2017年08月01日 | 職業ドラマ
 第3話は次のふたつのせりふがよかった。
 ひとつめは、二度目の自殺をし、ダメージコントロールで命を保っている秋本二郎(戸田昌宏)について藍沢(山下智久)が語ったせりふだ。

「ダメージコントロールは患者さんの生命力に問いかける行為です。
 秋本さんの体は生きたいと答えてくれた。
 体が答えてくれるまで私たちは24時間待った。
 でも、心が答えてくれるまでには、もっと時間がかかると思います」

 心と体。
 体は常に生きたいと思ってるんですね。
 細菌やプランクトンを始めとして、すべての生物は何としても自己保存しようと、がんばっている。
 だが、人間は……。
 心は……。
 絶望して簡単に自殺を選んでしまう。
 人間は心と体が分離している。
 藍沢のせりふはこのことを的確に表した言葉だ。
 ……………

 ふたつめは、事故で手が動かなくなった料理人の緒方博嗣(丸山智己)のこのせりふ。

「それは統計上の話でしょう?
 俺にはあてはまらないかもしれないじゃない。
 俺、見えてますからね、自分が厨房に立っている姿。
 起きちまったことは変えられないんだよ。
 だったら、今しかないこの瞬間をどう生きるかです」

 緒方は強いですね。
 ミシュランの一つ星のシェフらしいけど、さすが道を究めた人は言うことが違う。
 心と体が一致している人と言ってもいい。

 というわけで、
 絶望して死を考えた時は、このふたつのせりふを思い出してみよう。
 体の声に耳を傾けてみよう。
 どんなに絶望していても、お腹は減るし、ガッキーを見れば「可愛い」と思うんですよね(笑)

コメント (2)
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