平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

コード・ブルー 第4話~「ひさしぶりに見た、藍沢先生が笑ったの」「やっぱり笑ってるお母さんがいいな」

2017年08月08日 | 職業ドラマ
 今回は〝人の強さ〟と〝笑顔〟の物語だった。

・橘(椎名桔平)と環奈(りょう)の息子・優輔(歸山竜成)は強い。
 明日、命を落とすかもしれないのに平気なふりをして親に気を遣う。

・料理人の緒方博嗣(丸山智己)も強い。
 居場所がなくなったと落ち込む緋山(戸田恵梨香)に対し、
「何言ってるんだよ。頼まれて来る場所があるだけいいじゃんかよ。
 俺なんか店クビになったんだぞ。一番弟子にとられちゃってさ」
 と語り、
「闇の中で暗くなったら自分自身がどこにいるか、わからなくなるだろう。
 だから闇の中にいる時こそ、気合いで明るくなるんだよ。
 そうしたら、まわりも見えてくる」
 と言って緋山を励ます。

・天野奏(田鍋梨々花)も強かった。
 ピアノにこだわり、病状が悪化しているのに手術を受けない。
 強情で無謀とも言えるが、彼女のピアノに対する強い思いがそうさせているのだ。
 死の不安よりもピアノへの思い。
 ………………

 しかし。
 そんな強い3人でも求めているものがあった。
 医者やまわりの人間の〝笑顔〟だ。

・優輔は言う。
「よかった。やっぱり笑ってるお母さんがいいな」
 母親の笑顔を喜ぶ優輔に文句を言う父・橘に対しては、
「お父さんはいつもヘラヘラ笑っているから」(笑)

・料理人の緒方は、自分のメチャクチャな論理に笑う緋山に言う。
「ほら、笑ってる方が可愛いよ」

・奏は藍沢(山下智久)に言う。
「ひさしぶりに見た、藍沢先生が笑ったの。
 大丈夫な気がしてきた、先生の笑った顔を見たら」

 上手い構成ですね。
 三人三様の〝強さ〟と〝笑顔〟を的確に描いている。

 そして、そんな今回のテーマを象徴的に語っているのが、冴島はるか(比嘉愛未)が新人ナース・雪村双葉(馬場ふみか)に語った次のせりふだ。
「大きな不幸を目の当たりにして、みんな不安になっているから。
 そういう時、誰かがその不安に気づいてあげてほしい。
 医者やその他のスタッフも皆、張り詰めている。
 そういう時、あなたの顔を見ると、みんなが安心する。
 雪村さんにはそういうナースになってもらいたいの」

 不安な中での笑顔の大切さ。
 どんなに強い人でも、他人の笑顔には救われる。
 うん、いい話だ。

 ちなみに僕はガッキーの笑顔に救われるな~。
 今回はちょっとガッキーの出番が少なかった!

コメント
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