平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ズブズブな関係~加計学園関係者が国家戦略特区の会議に出席。首相官邸にも訪問!

2017年08月09日 | 事件・出来事
 加計学園問題で新たなふたつの事実が発覚した。

 ひとつは、国家戦略特区の会議で<加計学園の関係者が出席していたこと>。
 そして関係者の出席や発言を議事録要旨から削除していたこと。
 ふたつめは、2015年4月2日、愛媛県今治市の職員2人が首相官邸を訪問した時、<加計学園幹部が同行していたこと>。
 その際、彼らは疑惑の柳瀬唯夫首相秘書官(当時)だけでなく、下村博文・文部科学相(当時)にも会っていたらしい。

 何だ、もうズブズブじゃん!
 安倍一味と加計学園は本当に仲良し!

 下村博文などは、首相官邸で加計関係者に会った時、「やあ、加計さん。しっかりやってくれよ」と声をかけたとのこと。
 シンプルに考えれば、下村博文を中心とする総理周辺が加計に便宜を図ったと考える方が普通じゃないか。
 ところで下村さん、都議選後に加計学園から受け取った200万円のパーティ券の説明をするって言ってたけど、どうなったの?

 国家戦略特区のワーキンググループってのも怪しくなってきたね。
 何しろ議事録から削除していたのだから、何か後ろめたいことをしてたっていうこと。
 ワーキンググループ座長の八田達夫氏は、国会で「私どもの決定のプロセスには一点の曇りもございません。一般の政策決定よりはるかに透明度の高いプロセスです」と述べていたが、どこが透明度が高いんだ?
 八田氏は「加計関係者は〝説明補助者〟であり、補助者のことを議事録要旨に入れることは通常ない」と説明しているようだけど、言い訳としてきつくないか?
 またしても〝説明補助者〟とかいう訳のわからない概念を持ちだして煙に巻こうとしてる?

 つまり八田氏も安倍晋三の仲間だったってわけか。
 ………………

 振り返れば、安倍晋三のやり方って、全部これだよな。
〝親しい人間〟や〝考え方が同じ人間〟を有識者会議などに入れて、いかにもその決定が正しかったかのように見せかける。
 NHKの会長や経営委員しかり。
 内閣法制局しかり。
 教育再生会議しかり。
 そう言えば、加戸・前愛媛県知事も安倍首相の推薦で教育再生会議のメンバーに入ったんだっけ。

 これじゃあ、会議でわざわざ集まって話し合う必要なんかないよね。
 最初から結論ありきの完全なデキレース。
 安倍様のご意向をもっともらしく形にするだけ。
 会議って、さまざまな異論・反論が出て内容が深まるのが正しいあり方だと思うんだけど。

 それと、安倍さんは相変わらず異論・反論が嫌いなようだ。
 ナルシストだからね、この人。
 そして自分の方針を通すことが、〝決められる政治〟〝結論を出す政治〟だと思っている。
 でもね、安倍さん、あなたが間違ったらどうするの?
 あなたのせいで日本国民は酷い目に遭うんだよ。
 そろそろアベノミクス(=異次元の金融緩和)の出口を考えなよ。
 日銀が日本企業の40%の株を持ってるなんて異常だろう。

 仲間による仲間のための政治。
 異論・反論を認めない政治。
 そろそろ、こんな腐った、愚かな政治から脱却しなければならない。


※参照サイト
 速報 安倍政権が隠蔽した加計学園幹部、首相秘書官、今治市の”謀議” 官邸で特区申請前に(週刊朝日)

 加計学園、同席も記載なし。議事要旨(毎日新聞)

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