平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

加計学園・獣医学部校舎の設計図が流出!~その安価なつくりは補助金詐欺か?

2017年08月19日 | 事件・出来事
 今治市に建設される<加計学園獣医医学部の校舎設計図>が流出して話題になっている。
 今治市と加計学園が頑なに拒んできた設計図の流出だ。

 そもそも96億円の税金を投入して作られる校舎なんだから、設計図の公開を市民に拒む方が間違ってるよな。
 金額に見合った立派な校舎を造るのであれば堂々と見せればいい。
 バイオハザード関連の施設があるのだから市民を安心させるために尚更公開すべき。
 あるいは、そこの部分だけ、お役所お得意の黒塗りにすればいい。
 何か隠したい不正があるのか?

 さて、その不正だが、こんな疑惑が以前から指摘されている。

 建設費の水増しだ。

 加計学園の説明によると、校舎建設の坪単価は150万らしい。
 通常の鉄筋の校舎の建設費は70万~80万らしいから、加計の場合は、ほぼ2倍になる。
 本当に坪150万で建てていれば問題はないのだが、もし相場の金額で建てていれば、加計学園側は大もうけ。
 何しろ校舎建設費の半額の96億円は今治市と愛媛県から補助金として支払われるのだから、校舎はタダで建てたことになる。

 そして、建設エコノミストの森山高至氏が今回流出した設計図を確認したところに拠ると、
「獣医学部なので特殊な建物かと思っていたら、ごく普通の商業施設と同じレベル。
 なんらかの獣医学部の施設がプラスされるのでしょうが、坪単価で80万円から、高くとも100万円でしょうね。とても150万円するとは思えない」

 これで、ますます怪しくなってきましたね。
 ちなみに
 この校舎の設計をおこなったのは、加計学園系列のSID創研。
 建設をおこなっているのは、自民党の逢沢一郎氏の親戚が経営するアイサワ工業。

 見えてきましたね。
 建設費を安く浮かせて、補助金を懐に。
 そのカネはお礼として、当然、政治家に行く。
 建設でも政治家の絡みの会社が絡んで大もうけ。
 学校を使った完全な利権ビジネスだ。
 前者は〝補助金詐欺〟だから、当然、加計孝太郎も逮捕されるよね?
 でないと、同じく校舎の補助金詐欺で逮捕された森友・籠池氏が可哀想だ。

 報道によると、
 加計学園・獣医学部の校舎最上階には、パーティルームとワインセラーがあるらしい。
 加計孝太郎、ワインが好きそうだからな。

 そして、以下の図が加計学園のバイオ関連施設の設計図。

 

 何か狭くて、とてもチャチ。
 とても最先端の研究をおこなう施設には見えない。
 ちなみに、獣医学部建設をめぐって加計学園と争った京都産業大学の研究施設は以下の図だ。

 

 京産大の方が、しっかりしていると見えるのは僕だけだろうか?

 加計孝太郎さん、
 そろそろオモテに出てきて、説明されてはいかがですか?


※参照記事
 安倍政権さらに窮地 加計学園の獣医学部新設「設計関連文書」全文を入手〈週刊朝日〉(YAHOO!ニュース)


※追記
 建築エコノミストの森山高至氏はツイッターで、加計学園校舎の設計図に記された個々の素材についてこう書いている。

『外壁のECPっていうのは押し出し成型セメント板っていって、鉄骨造ではALCに次いで廉価な一般的普遍的素材だよ。http://www.ecp-kyoukai.jp/ecp_plate.htm このパネルの生地状態で工場や倉庫でも使われるよ。いってみれば工業製品のインダストリアル剥き出しなソリッドな素材だよ』

『内装の素材、ビニールタイルってのは、よくPタイルって呼ばれるのだけど、樹脂系で作られた床素材。厚みも3ミリくらいのもの。スーパーの床やオフィスエントランスで石?かなあ?でも違うなあという素材、みんなどっかで見たことあんでしょう』

『壁面はビニルクロス。ま、これはあらゆるローコスト建築の内部空間で使われてるものだから、もはや言うまでもないでしょう』

コメント
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