平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

コロナウイルス~安倍、黒田、麻生──日本の権力中枢はお花畑! 彼らはサンタクロースを信じている?

2020年03月16日 | 事件・出来事
 どうやら日本の権力中枢はお花畑ばかりのようだ。

 安倍晋三は参議院の予算委員会でこう発言。
「日本だけでなく、世界が新型コロナウイルス感染症を克服したということにつながっていく五輪にもしていきたい」
 本気で言ってるのか?
 専門家はこれからピークが来るって言ってるんだぞ。
 きっとオリンピック中止や延期の話をすると、国内が失望と混乱でいっぱいになるから無理して言ってるんだよね?
 そうだよね、安倍さん?

 日銀総裁・黒田東彦は本日(16日)の記者会見でこう発言。
「一定期間、低成長が続く恐れがある。ただ、それがリーマン・ショックのようになるかと言われると、現時点ではそういう風には見ていない」
 本気で言ってるのか?
 株価はリーマン級に下がってるぞ。
 本日、日銀は12兆円のETF購入を発表したが、効果はなく株価は下がってるぞ。
 マイナス金利で金利をこれ以上下げることはできないし、日銀の対応策はこれで打ち止めだろう。
 リーマンの時は中国が元気で、景気対策に4兆元(57兆円)を投入したから救われたんだぞ。
 黒田さん、きっとリーマン級を認めちゃうと、株価がさらに下がるから「そうでない」って言ってるんだよね?
 そうだよね、黒田さん?

 財務大臣の麻生太郎も記者会見でこう発言。
「緊急融資制度を作ったり、事業者の実態を把握して、融資の変更などを含めて事業者に寄り添って対応していく」
 おいおい、まだ融資かよ!
 減税じゃないのかよ!
 これじゃあ、倒産・廃業・解雇する会社・店舗が続出だぞ。
 今こそ市中にお金を潤沢に供給して、内需で経済を活性化させる時じゃないのか?
 ………

 というわけで、日本の権力中枢はお花畑です。
 まったく『世界の状況』も『コロナ』も『国民の困窮・苦境』をご存じない。

 冒頭に書いた安倍の発言、
「日本だけでなく、世界が新型コロナウイルス感染症を克服したということにつながっていく五輪にもしていきたい」
 がイギリスのBBCで紹介されると、早速、以下のような反応がWeb上に寄せられたらしい。
 
「狂ってる」(madness)
「お花畑」(dreamer)
「信じられない」(I don’t believe you)
「それが賢明とお思いで?」(Do you think that’s wise, sir?)
「行きません」(I won’t be going)
「安倍首相の国だけ参加するんじゃないかな」(Only his country will participate)

「私は妖精の存在を信じている。
 サンタクロースの存在を信じている。
 イースターバニーの存在を信じている。
 東京五輪は……まあ、私は信じたいとは思うけど…あなたもほんとうはわかってるでしょ」
(I do believe in fairies
 I do believe in father Christmas
 I do believe in the Easter Bunny
 I do believe in Tok... well I want to believe, but y’know, really)

 現実から目を逸らし、自画自賛する日本の権力中枢。
 これがもたらすのは何か?
 現代日本どこへ行く?

コメント (6)
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麒麟がくる 第9回 「信長の失敗」~今作の信長は、「純粋」「やさしさ」「知性」「ナイーブ」「非情」を併せ持つ複雑な人格だな

2020年03月16日 | 大河ドラマ・時代劇
信長(染谷将太)、松平広忠(浅利陽介)を殺害。

これは戦略上、成功なのか?失敗なのか?
父・信秀(高橋克典)は激怒!
「竹千代を奪回するために今川が攻めてくる」
「美濃との同盟は不確かで頼りにならない」
と否定的。

一方、今川の先鋒となって尾張に攻め込もうとしていた松平家は──
「いくさになれば竹千代の命は危うくなる」
「織田の意図がわからぬ」

信長の行動は松平家を動揺させたのだ。
尾張に攻め込むことも躊躇させた。
なぜなら広忠が生きていれば、攻め込んで人質の竹千代が殺されても、松平家の跡継ぎは健在。広忠がいる。
しかし広忠がいなくなれば、跡継ぎは竹千代しかいなくなる。

戦国時代だし、信長の広忠殺害は一定の評価を受けていい気がする。
信長の発想は余人の及ばぬ大胆なものなのだ。
非常に危ない橋だとは思うけれど……。

とは言え、信長はまだ若い。
今回の行動の動機は、「わしは父上に褒めてもらおうと思ふて」
慕ってくる竹千代には、「邪魔だ! どけっ!」

信長は父親を求めているんですね。
母親が弟びいきだから、その思いはひとしお。

感情コントロールができず不安定な所もある。

生き残る戦略のために平気で広忠殺害をできる非情さもある。
これが後の『弟殺し』に繋がるのだろう。

そんな信長の心の支えになるのが、帰蝶(川口春奈)なのだろう。
結婚した信長と帰蝶の初めての共同作業は『鉄砲を撃つこと』。
これでふたりは心を通わせた。
『父親をときどき大嫌いになる』という点でも意気投合した。
もっとも帰蝶は鉄砲にまつわる光秀の話ばかりして、信長をシラけさせていたが……。

今回は、非情な大戦略家・信長の片鱗を見せたという感じですかね。
というか今作の信長像は面白い。
大河ドラマの定番で描かれる信長像とは、すこし違う。
純粋さとやさしさと知性と非情を併せ持つ複雑な人格。
すごくナイーブな人みたい。
そもそも信長を当たり前に描くとしたら、染谷将太さんをキャスティングしないよね。

心を通わせるという点では、帰蝶は竹千代に同じ人質という境遇で共感した様子。
帰蝶は『報われぬ恋』という点で駒(門脇麦)とも共感していたけど、いろいろな人と共感するなあ。
駒ちゃんは、いまだ失恋のショックが癒えない様子。
ぼんやり、ふらふらしてるのが可愛い!

そして光秀(長谷川博己)。
相変わらずのラブコメパート!(笑)
熙子(木村文乃)登場で、お見合い大作戦!
つーか光秀、モテ過ぎだろう!

そして熙子さんはこんな人。
「大人になったら十兵衛のお嫁さんにおなり」をずっと覚えている。
大人になってもかくれんぼしてて、花びらで逃げようとする(笑)
何かすべてが可愛い。
ちなみに僕は木村文乃さん推しです!

コメント (2)
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