平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

二階俊博にとって、オリンピックボランティアは取り替えのきくモノなのか?

2021年02月09日 | 事件・出来事
 自民党の幹事長・二階俊博が森喜朗発言で390人のボランティア辞退が出たことについて、こんな発言。

「どうしてもおやめになりたいということだったら、また新たなボランティアを募集する、追加するということにならざるを得ない」

 うん?
 これは『ボランティアなど、いくらでも替えが利くから、おやめになって結構』ってことか?
 だとしたら、ずいぶん人をバカにした話だな。
 欠員が出たら、新たに募集して補うというのは確かなんだけど、
「どうしてもおやめになりたいということだったら」という部分に悪意を感じる。
 どうして、この人、偉そうなんだ?

 他にもこんな発言。

「参画しよう、協力しようと思っておられる人はそんな生やさしいことではなく、根っからこのことに対してずっと思いを込めてここまで来た」
「そのようなことですぐやめちゃいましょうとか、何しようか、ということは一時、瞬間には言っても、協力して立派に仕上げましょうということになるんじゃないか」


 だから、辞退された方は、オリンピックに強い思い入れがあったから辞退したんだよ。
 差別がなく多様性を訴える『オリンピック理想』に共感したからボランティアに参加しようと思った。
 ところが、そうしたオリンピックの理想を踏みにじる森喜朗発言。
 そんな人物が組織委員長を務めるオリンピックには協力したくないから辞退した。
 この思いが二階俊博にはわからないのかね?

・エンブレム盗作
・新国立競技場
・招致賄賂疑惑
・当初予算より膨大に膨らんだ開催費用
 そして、今回の女性蔑視とも取れる森発言

 オリンピックがどんどん汚されている気がする。
 仮に開催されたらひどいオリンピックになりそうだな。
 もはやオリンピックは、その裏が見えて、純粋に楽しめなくなってしまった。


※関連記事
 二階幹事長、ボランティア辞退は「瞬間的」 五輪巡り(朝日新聞)

コメント (6)
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