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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

言葉を持たない首相・菅義偉の「~じゃないでしょうか?」話法

2021年03月02日 | 事件・出来事
 昨年末から現在までの菅義偉の政治判断を見てみよう。

・GOTO継続→後に停止。
・緊急事態宣言「まだ行なう段階にない」→翌週、緊急事態宣言。
・山田真貴子広報官続投→入院・辞表(実質解任)。

 すべて当初の判断が間違っていて修正を余儀なくされている。
 後手後手なんだよなあ。
 状況認識が独りよがりで、甘いんだよなあ。

 こんな人物に国の舵取りを任せて大丈夫なのか?

 菅は6日の緊急事態宣言解除をやりたくて仕方がないのだろう。
 もし延長にでもなれば「6日までに必ず収束させる」という2月の記者会見での約束を守れなかったことになるからな。

 でも、尾見会長を始めとする分科会は解除に疑問を呈している。
 僕もシロウトながら、変異株が市中にある中、解除したら、変異株が拡がって「第四波」が来ると思ってる。
 歓送迎会、卒業式、花見などがあるからね。
 唯一、期待するのは、暖かくなってウイルスが弱体化することだが、果たして?
 ……………………

 山田広報官の問題で、菅は大阪など6府県の緊急事態解除の記者会見を見送った。
 記者の要望で、急遽ぶら下がり会見がおこなわれることになったが──

「山田広報官のことはまったく関係ありません。昨日、国会で答弁されてきたことも事実じゃないでしょうか?」
「同じような質問ばっかりじゃないでしょうか?」
「だからぶら下がり会見を行っているんじゃないでしょうか?」
「必要なことには答えているんじゃないでしょうか?」

 半ばキレて、これらの言葉。

「~じゃないでしょうか?」
 これが菅話法なのか?
 こうすれば記者の次なる質問をシャットアウト出来ると思っている。
 こうやって自分の中に踏み込まれるのをガードしてしている。
 要するに説明する気がないんだよな。
 記者が何度も質問するのは、今の言葉では説明が足りない、と考えるからなのに。

 以前も書いたが、菅義偉は『言葉を持たない政治家』である。

 裏で人事権を握ってネチネチと他者を服従させるのが得意で、
 表に出て自分の思いや考えを伝えることをしない。

 安倍晋三はバカで言葉は軽かったが、何かを伝えようとする意思はあった。
 明らかにウソだとわかる言葉を悪びれず言ってのけた。

 このコロナ禍で、『言葉を持たない政治家』が首相であることは不幸である。
 コロナ対策、ワクチン、オリンピック──
 すべてが曖昧で、僕たちはもやもやとした不安の中で暮らしている。

コメント (4)
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