平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

紅白歌合戦、過去最低視聴率~家族全員が知ってる曲がなくなったからなあ……

2022年01月02日 | その他
 2021年の紅白歌合戦。
 視聴率が34.3%で過去最低だそうだ。

 まあ、そうなるだろうな。
 僕はnetfliex見てた。
 紅白は録画しておいて、好きなアーティストの所だけ見た。

 あとは──
 冒頭、審査員の三谷幸喜さんが「審査員長の三谷幸喜です」とボケ、
 誰かがツッコむのかな? と見ていたら、
 司会の大泉洋さんが「審査委員長とかいないから」とかろうじてツッコんで
 寒い展開にならなくて済み、
 審査員の小池栄子さんが「審査委員長の小池栄子です」と天丼でボケ、大泉さんが再度ツッコむ。
 という場面が面白かった!

 このくだり、台本じゃなくて、アドリブだったから面白いんだよな。
 あとの場面はすべて台本。
 台本のきれいな言葉が語られるだけ。
 これでは、つまらない。

 三谷さんもな。
 ボケるなら、そこにいるメンバーを考えてボケないと……。
 あの場で三谷さんにツッコめるのは、大泉洋さんと小池栄子さんしかいない。
 NHKのアナウンサーでは無理。
 しかも、わかりづらいボケ。
 大泉さんのお陰で大事故にならなくて済んだけど。
 …………………………………………

「紅白」は昭和の遺物である。
 今更、紅白男女に分かれて歌合戦って……。
 まあ、今回はその対決図式を少なくしたようだけど。
 もはやただ長いだけの歌番組になりつつある。

「レコード大賞」もそう。
 なにしろ〝レコード〟だし。
 レコード大賞候補曲も知らない曲ばかりだったし。
 大賞を受賞するのは、なぜかソニーかエイベックスのアーティストばかりだし。
 大賞受賞は政治? カネの力?
 もはや有り難みがまったくない。

 昭和の時代、
 ヒット曲は世代を超えて、老若男女みんなが知っていた。
 いわゆる『国民的ヒット曲』というのがあった。
 松田聖子や山口百恵をみんな知っていた。
 ところが今はそれがない。
 世代間でヒット曲が違う。知っている歌手が違う。
 家族で紅白を見ていても、知らない曲がいっぱい。

 ネットの時代だから、と言ってしまえば、それまでだが、
 人々は自分の好きなものに特化して楽しむようになっている。

 さて、これからのエンタメはどうなって行くのだろう?
 テレビはどうなって行くのだろう?

コメント (6)
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