平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

安倍晋三氏、銃で撃たれて死去~これは「右と左の戦い」ではなく「暴力と民主主義の戦い」である

2022年07月09日 | 事件・出来事
 安倍晋三氏が亡くなった。
 まずはお悔やみを申し上げます。

 安倍晋三氏には生きていてもらいたかった。
 生きて自分がおこなった「新安保法制」や「アベノミクス」がもたらす結果を見てほしかった。
 今後、安倍氏の「新安保法制」や「アベノミクス」は国民に困難と悲惨をもたらすだろうから。
 生きて、その責任をとってもらいたかった。

 今後、予想されること。
・参議院選挙での自民党の大勝。
 選挙モードは一気になくなった……。
・安倍シンパによる安倍晋三氏の神格化。
 少なくとも安倍政治の罪については語られることが少なくなるだろう。
・安倍氏の遺志を継いで憲法改正しよう!
 ここは岸田文雄首相がどこまで踏み切るかにかかっている。
 高市早苗が首相だったら完全に「憲法改正」に政治的エネルギーを注いでいた。
 ……………………………………………

 昨日(8日)のネットの動きはこんな感じだった。

 ネトウヨ「安倍さんに恨みを抱いたパヨクの犯行だ!」
 ネトウヨ「半島関係者の犯行だ!」
 パヨク「北方領土を提供したことに激怒した愛国右翼の犯行だ!」
 マスコミ「犯人は元海上自衛隊員」
 ネトウヨ「……」
 パヨク「ネトウヨ、息してるか?」
 ネトウヨ「元自衛隊員でもパヨクに転向しているかもしれない」
 ネトウヨ「自衛隊に在籍していたのは3年間で、マスコミはそれを強調し過ぎている!」

 落合陽一「政府への悪口が犯人の憎悪に火をつけた」
 堀江貴文「アベガーと安倍首相を非難する人たちとマスコミが犯人の憎悪に火をつけた」
 北村晴男弁護士「ホリエモンの言うとおりだ」
 百田尚樹「安倍さんを悪者にしたメディアの責任は大きい」

 なぜ、このやりとりを書いたかと言うと、
 今回の件は、「右と左」の戦いではなく「暴力と民主主義の戦い」だからである。
 問題なのは山上徹也容疑者が暴力で言論を封殺したことなのである。
 この行為に対し、右も左もNO! と言わなければならない。

 それなのに、落合陽一、堀江貴文、北村晴男、百田尚樹は「言論封殺しろ!」と主張している。
 彼らはお上にモノを申せぬ中国や北朝鮮のような国にしたいのかね?
 でなければ、演説中に暴力をふるわれた福山哲郎氏や卵を投げ込まれた辻元清美氏の時にも同じことを言え!
 彼らは完全にポジショントークである。
 暴力で言論を封じることは決して許されないことであり、安倍晋三氏なら許されて、福山・辻元氏なら許されるというものではない。

 それに政治家への悪口・批判って民主主義のバロメーターだと思う。
「あの政治家はバカだ」「アホだ」と自由に言えるのが、正常で健全な民主主義国家であり、
 これが言えなくなったら、おしまいだ。
 そもそも安倍晋三氏が叩かれたのだって、モリカケサクラで明確に答えず、公文書を改ざんし、破棄してゴマかしたからじゃないか?
「ちゃんと答えろ」「公文書改ざんするな」「破棄するな」と批判するのは民主主義国家として当然のことだ。

 最後にもう一度。
 安倍晋三氏のご冥福をお祈りいたします。

 ただ、もう「安倍晋三」という人物は批判しませんが、「アベノミクス」や「安倍政治」に関しては今後も批判していきます。
 その手段のひとつとして明日の選挙にも行きます。

コメント (4)
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