平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

どうする家康 第13回「家康、都へゆく」~この世のあり姿に戻す。ふたりの弟よ、力を貸せ

2023年04月03日 | 大河ドラマ・時代劇
 キャラが濃いおっさんたちが総登場である。

・信長(岡田准一)→ともかくおっかない!
・信玄(阿部寛) →ともかく濃い!
・木下藤吉郎(ムロツヨシ)→ともかく下品!
・明智光秀(酒向芳)→ともかく腹黒!
・足利義昭(古田新太)→ともかくいやなやつ!

 こんなおっさんたちに囲まれて、家康(松本潤)は大変だろうな~。
 息子・信康に嫁ぐことになった信長の子・五徳姫にも手玉に取られているし。

 僕の光秀のイメージは今作の光秀に近い。
 金柑頭も再現しているし、ものすごく陰険。
『麒麟がくる』の長谷川博己さんの光秀はさわやか過ぎた。

 義昭は古田新太さんが怪演!
 泥酔してボケているのかと思ったら、突然キレる。
 高価な金平糖を一気にボリボリ食べる。
『麒麟がくる』の滝藤賢一さんの義昭はいい人過ぎた。

 さて、この役者さんの芝居合戦。
 今回は、義昭の古田新太さんに軍配か。

 そんな中、唯一さわやかなのが、浅井長政(大貫勇輔)。
 一服の清涼剤! ほとばしる清水!
 聡明でもある。
 信長が地球儀の日の本を見せた時の家康の反応は──
「これでは滑り落ちてしまうではないですか」
 長政の反応は──
「南蛮人は多くの知識を持っている。このままでは日の本は奪われてしまいます」
 そんな長政に嫁いで、お市(北川景子)は幸せそうだ。
 家康に「お幸せそうですね?」と問われて、「はい、幸せです」
 本当に幸せでなければ「はい、幸せです」とはなかなか言えない。

 信長は家康と長政を信頼しているようだ。
 ふたりに「この世のあり姿に戻す」と足利将軍を頂点にした社会の再建を語り、
「わがふたりの弟よ。力を貸せ」とふたりの肩を抱いた。
 しかし──
 次回、長政は信長を裏切る。
 このあたりから信長は、人を信じられなくなるのだろう。
 不信は人を狂わせる。
 おそらく、これが瀬名(有村架純)や信康に向かう。

 家康の家臣団に新たな仲間が加わった。
 茶屋四郎次郎(中村勘九郎)。
 商才に長けていて、何でも調達できる。
 信長や信玄に及ばない家康だが、家康には素朴で単純で信頼できる家臣団がいる。


※追記
 都では人々がこんな歌を歌っていた。
 一期は夢よ、ただ踊れ
 一期は夢よ、ただ遊べ
 一期は夢よ、ただ狂え
 
コメント (2)
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