平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

統一地方選挙を振り返る~維新躍進の中、れいわ新選組が候補者82人のうち47人が当選! 地盤・看板政治は相変わらず!

2023年04月25日 | れいわ新選組
 統一地方選挙を振り返ってみよう。

 衆参補選で、自民党4勝、維新1勝。
 大分は300票差で惜しかったが、立憲民主党の推す候補は一議席も取れず。
 地方議会の議席数でも増加したが、日本維新の会が自民党に批判的な無党派層を取り込んだ様子。
 立憲民主党は連合の票で何とか議席を取れているが、このままではジリ貧だ。
 党のあり方、戦略を見直すべき。

 公明、共産は支持層の高齢化で議席を減らしつつある。
 僕も自治会の創価学会の人から頼まれたけど(結局、入れなかったが)、当選ギリギリだったな。
 公明党の創価学会票が頼りにならなくなれば自民党は公明党を切って、維新の会と連立を組むのではないか。
 これに国民民主や立憲民主の右派が合流して、圧倒的多数の与党が誕生?
 ……………………………………………………

 そんな中、地道に躍進しているのが、れいわ新選組だ。
 推薦を含めた82人の候補者のうち47名が当選。
 実に67%の当選率だ。
 僕もれいわの候補に入れたが上位当選だった。
 れいわがすごい所は地盤や組織票がなくて当選する所。
 自民党なら農業・土木・漁業・医師会などの既得権者の票があり、
 公明党なら創価学会があり、立憲民主党なら連合の票があるのだが、
 れいわにはそれがない。
 地道な草の根の運動が芽を出しているという感じだ。

 ネットでは、
「右派のポピュリズムが維新で、左派のポピュリズムがれいわ新選組」という指摘があって、
 右派・左派で分けることは違うと思うんだけど、
 維新に対抗できる勢力は、れいわ新選組だと思っている。

 維新とれいわ新選組を大まかに分ければ、

・維新は財政削減。緊縮財政。
 新自由主義。すべては市場原理優先。経済成長最優先。
 強者が引っ張って社会を成長させていく。
 結果、弱者切り捨ても仕方がない。
 その保障として最低限の生活ができるベーシックインカムを導入?
 ただしベーシックインカムの財源は不明。

・れいわは積極財政。
 お金を刷って社会のあらゆる階層に循環させる。
 結果、景気は回復。
 過度のインフレになったらお金を刷るのを控えたり税金を上げたりして調整する。
 今の自民党政治は特定の人たちだけにバラまく経済政策だからダメ。
 れいわの政治思想は社会民主主義だろうか?
 人にやさしい政治。
 米国・民主党のバーニー・サンダースの主張に近い。

 このように維新とれいわの政策は180度違う。
 立憲民主党の左派はれいわと組んだらいいのに。

 地盤・看板政治は相変わらず生きていて、
 山口県の選挙区では、安倍晋三氏の後を継ぐ吉田真次氏が当選。
 同じく、岸信夫の長男の岸信千代氏が当選。
 吉田氏の能力はわからないが、
 岸信千代氏は選挙で自分の家系図を売りにしたり、
「はじめてのせんきょ」のキャッチフレーズで失笑された人物。
 いい加減、地盤・看板の選挙はやめたらどうか?

コメント (7)
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