『進撃の巨人』
原作のコミックで最終話まで読んだ。
何しろアニメは来年(2023年)3月オンエア、それまで待っていられない。
ネタバレになるので詳しくは書けないが、メインモチーフは「憎しみ」「怒り」だろう。
アニメ版でオープンになっているエレン(CV梶裕貴)の思考の推移書くと──
・母親を殺された憎しみ→巨人を駆逐する
・巨人とは何かを知る→巨人を生みだした人間や国家への憎悪
・仲間・パラディ島の人間を守る→そのために島の外の人間を駆逐する
・巨人を生み出したもうひとつの存在・始祖ユミルとの共感→憎悪のユミル→ユミルとの共闘
憎悪から世界の破壊へ。
これは他のアニメなどでもよくあるモチーフだ。
これに加えて『進撃の巨人』では「自由」というモチーフが入って来る。
以下アニメ版ですでに描かれていることだけを語ると──
・自由への意思→壁の外に出たい→壁の外は楽園ではなかった→むしろ悲惨だった→失望
・自分を縛っている血・未来を知る→しかし、これらからは本質的に逃れられない
・エレンが自由になるためにはどうすればいいのか?
・始祖の支配から唯一逃れているアッカーマンという存在~ミカサ(CV石川由依)、リヴァイ(CV神谷浩史)
そして最後。
「憎悪」「自由」に加えて「愛」というモチーフが入る。
憎悪と愛は裏返し。
憎悪に燃えて「地鳴らし」をするエレンの裏には「愛」がある。
それは親子愛・仲間への愛(友情)・異性への愛(ミカサ)
……………………………
「憎悪」「自由」「愛」──
これらの連立方程式を一気に解くのが『進撃の巨人』の最終回だ。
とはいえ、これらがすべてきれいに解決する答えなんかあるわけがない。
ボロボロと抜け落ちていくものがある。
悲惨もある。
それは作品の余白・行間になって、見る者、読む者にいろいろ想像させたり、考えさせたりする。
それが作品を豊かにしている。
その他のモチーフもある。
・生きる意味、生きるということ、ありふれた日常
・記憶
・争いはなくならない
・生物が脊椎・骨格を持つということ
・世界樹? 北欧神話?
いろいろな角度から読み解けて実に豊かな作品だ。
そして原作を読んで、ますますアニメ版への期待が高まった。
原作コミックのひとコマで描かれている場面はアニメ版でどう描かれるのだろう?
少しネタばらしすると、ミカサの封印されていた記憶のシーンは泣ける!
彼らには別の選択肢があったのではないか、と考えてしまう。
原作のコミックで最終話まで読んだ。
何しろアニメは来年(2023年)3月オンエア、それまで待っていられない。
ネタバレになるので詳しくは書けないが、メインモチーフは「憎しみ」「怒り」だろう。
アニメ版でオープンになっているエレン(CV梶裕貴)の思考の推移書くと──
・母親を殺された憎しみ→巨人を駆逐する
・巨人とは何かを知る→巨人を生みだした人間や国家への憎悪
・仲間・パラディ島の人間を守る→そのために島の外の人間を駆逐する
・巨人を生み出したもうひとつの存在・始祖ユミルとの共感→憎悪のユミル→ユミルとの共闘
憎悪から世界の破壊へ。
これは他のアニメなどでもよくあるモチーフだ。
これに加えて『進撃の巨人』では「自由」というモチーフが入って来る。
以下アニメ版ですでに描かれていることだけを語ると──
・自由への意思→壁の外に出たい→壁の外は楽園ではなかった→むしろ悲惨だった→失望
・自分を縛っている血・未来を知る→しかし、これらからは本質的に逃れられない
・エレンが自由になるためにはどうすればいいのか?
・始祖の支配から唯一逃れているアッカーマンという存在~ミカサ(CV石川由依)、リヴァイ(CV神谷浩史)
そして最後。
「憎悪」「自由」に加えて「愛」というモチーフが入る。
憎悪と愛は裏返し。
憎悪に燃えて「地鳴らし」をするエレンの裏には「愛」がある。
それは親子愛・仲間への愛(友情)・異性への愛(ミカサ)
……………………………
「憎悪」「自由」「愛」──
これらの連立方程式を一気に解くのが『進撃の巨人』の最終回だ。
とはいえ、これらがすべてきれいに解決する答えなんかあるわけがない。
ボロボロと抜け落ちていくものがある。
悲惨もある。
それは作品の余白・行間になって、見る者、読む者にいろいろ想像させたり、考えさせたりする。
それが作品を豊かにしている。
その他のモチーフもある。
・生きる意味、生きるということ、ありふれた日常
・記憶
・争いはなくならない
・生物が脊椎・骨格を持つということ
・世界樹? 北欧神話?
いろいろな角度から読み解けて実に豊かな作品だ。
そして原作を読んで、ますますアニメ版への期待が高まった。
原作コミックのひとコマで描かれている場面はアニメ版でどう描かれるのだろう?
少しネタばらしすると、ミカサの封印されていた記憶のシーンは泣ける!
彼らには別の選択肢があったのではないか、と考えてしまう。
この作品、調査兵団が海に到達するまでの前半部のエレンは「純粋で」「熱く」「困難と苦闘する」典型的な「少年漫画の主人公」であるのに対して、後半部のエレンは「何を考えているのか分かず」「冷徹で」「無敵の力を帯びた」むしろ「敵のラスボス」と化しています。
「少しネタばらし」として許される限りで言えば、「記憶の封印」はこの落差を一挙に解決する鍵だったわけです。
過去にエレンとの絡みがほとんど無かったピークは、自分にこの「記憶の封印」が無かったことを少し寂しがっていたところが微笑ましく思いました。
あと、「コミック」では「連載」の結末に対して少し加筆があり、これについては賛否両論があったと記憶しています。
具体的なことは敢えて書きませんが、もしも興味がおありであれば少し調べると色々と情報があると思います。
はい。2023年3月は待てなくて。
コロナや戦争など不安定な時代ですから、明日死んでしまうかもしれませんし(苦笑)
ピークさんは「記憶の封印」がなかったんですか。
見逃していました! 読み返してみます!
それとコミックで「加筆」。
これもどこなのか、確認してみます。
アニメもそうですが、見たり読み返すたびに新しい発見があるのが「進撃の巨人」なんですよね。
ちなみに33巻・34巻を読んで、すっかりピークさんのファンになりました!