平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

みのもんたさんへもの申す~マスコミの不定見

2009年10月07日 | バラエティ・報道
 やることがいっぱいの鳩山政権。
 もともとは自民党政権の尻ぬぐいなんですけどね。
 不況の影響で予定していた今年の税収が46兆円が5兆円減の41兆円。
 これでマスコミは赤字国債の発行だ、公約実現が困難と騒いでいるが、税収減は民主党のせいではない。

 さて、今回はマスコミの報道について。
 テレビでコメントする人間には定見がない。

 たとえば、今回の補正予算の見直しで2兆5千億円を捻出。
 マスコミはもっと英断をふるってバッサリやらなければダメだと批判している。
 それはそれでいい。
 でも一方で八ッ場ダムの問題になると、もっと地元の方の気持ちに配慮して慎重にやるべきだと言っている。
 この矛盾。
 補正予算の見直しを「バッサリやらなければダメだ」と言っているのなら、八ッ場ダムの時は、「がんばってやっている」とコメントしなければならない。

 このマスコミの不定見は「みのもんたの朝ズバッ!」に多い。
 特にみのもんたさんはバッサリ切ればいいと思っている。
 確かにバッサリ切った方がテレビ的だし、わかりやすい。
 しかし先程のような一貫性のなさはいかがなものか?

 また、みのさんがバッサリ切った後のコメンテイターがよくない。
 みのさんがバッサリ切った後、それでも物事にはいろいろな意味があり、こういう見方があると行間をフォローするのがコメンテイター。
 しかし、みのもんたさんに気を遣っているのか、みのさんの乱暴なコメントに追従するコメントばかり。

 みのもんたさんは「サタデーズバッと!」で年金問題をあぶり出し、大いに貢献のあった方だが、最近はどうもいただけない。
 今年は長期の夏休みを2回もとられたようだが、番組に飽きてしまったのか?
 あるいはその発言に大きな影響力を持つのだから、もっと勉強してほしい。
 浅い知識で瞬発力で物事を言う時代は、小泉さんの引退と共に終わった。
 これからの時代は定見を持って語るキャスター、あるいは物事を虚心坦懐に理解しようとするキャスターが求められる。

※追記
 みのさんのコメントの歯切れが悪くなる時は、次のような時。
・経済問題などあまり知識を持っていない事件の時。
・政治家などの張本人のゲストが来た時。
 本人を前にしてズバッと切るのはやりにくいだろうが、へらへらしている。
 要するに日和見、信念がないからそうなってしまうのだ。

※追記
 府職員の大阪・橋下知事への暴言メール事件ではこんなコメント。
 「こんな職員、辞めさせられないんですかね?」
 これってマスコミの暴力ではないか?
 府職員の女性に言葉の行き過ぎはあったかもしれないが、反論もできない市民。
 それをこういうふうに非難するとは。
 橋下知事の方が力も発言力もあるのだから、それを加味しないと。
 おまけに知事に「お前」と言ったのは女性職員でない。別の職員。
 それを女性職員が発言したかのようにコメントしている。
 もっと勉強してほしい。











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