平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

プリズン・ブレイク ついに最終回!

2010年02月14日 | テレビドラマ(海外)
 「プリズン・ブレイク」をついに最後まで見た。
 なるほど、そう決着をつけましたか。マイケルの鼻血は伏線だったんですね。
 マイケルのメッセージは「自由と愛することがいることの素晴らしさ」。
 これが作品全体を貫くテーマだったんですね。

★「プリズン・ブレイク」の魅力は何と言っても脇役。
 僕はマホーンとティーバッグが好き。

 マホーンはシーズン2ではFBI捜査官。
 マイケルに匹敵する頭脳の持ち主として登場した。まさに最強の敵。
 だが味方になるとこれほど心強いものはない。
 何しろマイケルがもうひとりいるようなものなのだから。
 このマホーンの立ち位置はいいですね。
 ロール・プレイング・ゲームで知力の高い人間が仲間になった感じで、視聴者にワクワク感を抱かせる。
 クスリ中毒や過去の罪のトラウマ、家族といった弱点があるのもいい。
 僕の好きな人物造型です。(逆にマイケルは、後半サラという弱点はありましたが、万能すぎて面白くない)

★そしてティーバッグ。
 声をあてている若本規夫さんはまさに若本節。
 ときどき口パクが合っていなかったし、ともかく自由。完全にこの役で遊んでいらっしゃいましたね。
 役どころとしては、味方にも敵にもなるジョーカーのような役割。
 味方にしていてもいつ裏切るかわからない不安定要素。(「鬼太郎」でいうと、ねずみ男のような存在)
 マホーンのクスリ中毒もそうですが、この不安定要素はドラマでは大切ですね。
 後半マイケルも賢くなって、ティーバッグが裏切ることを前提として作戦を立てるようになりましたが、ティーバッグがいるからドラマが面白くなる。
 また、このティーバッグ、完全な悪でない所もいい。
 サラを撃つことをためらったり、聖書に目覚めて実は敵だったのに聖書売りを信じたりした。
 恵まれない母子にも優しかった。
 彼はマイケル同様、自由と愛がほしかっただけなのかもしれません。
 ただマイケルとやり方が違っていただけ。
 なのでティーバッグのラストシーンは、スタッフの愛情を感じました。
 いずれにしても僕はティーバッグのゴキブリのようなしぶとさは好きです。

 最後に「プリズン・ブレイク」のスタッフ・キャストの皆さん、愉しませていただきありがとうございました。



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