平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

24 ファイナルシーズン~ドラマとは葛藤である!

2011年05月28日 | テレビドラマ(海外)
 「24 ファイナルシーズン」第3話(18:00~19:00)は葛藤する登場人物たちでいっぱいだ。

 まずはハッサン大統領暗殺の容疑者として尋問されている女性記者メレディス・リード。
 彼女は自分がハッサン大統領の愛人であることを言うか否かで迷う。
 言えば、妻や子供のいる大統領のスキャンダルになるからだ。
 しかし言わなければ、暗殺未遂の犯人として終身刑になってしまう。

 そしてハッサン大統領。
 彼はメレディスが愛人であるか否かをCTUのニューヨーク支部長ヘイスティングスに電話で聞かれる。
 ハッサンは迷う。
 認めることは大きなスキャンダル、しかし認めなければ、愛している女性を窮地に追い込むことになる。

 ジャック・バウアーを拘束している新人警官も葛藤する。
 彼と同行している先輩警官はジャックを仲間の警官殺しの犯人として痛めつけている。
 一方、ジャックは、自分はハッサン大統領の暗殺計画を阻止するためにCTUを助けて行動している人間で、拘束を解いてほしいと主張する。
 新人警官はジャックと先輩警官のどちらを選ぶか?

 そして葛藤の最後はCTU捜査官のコール。
 コールはジャックに電話でハッサン大統領がマンホールに仕掛けられた爆弾で暗殺されようとしていることを告げられる。「ハッサン大統領の車を停めろ」と言われる。
 彼は迷う。
 CTUの本部は、爆弾は国連ビルに仕掛けられていると考えており、一刻も早く対比させろと命令している。大統領の車を停めるなどもっての他だ。
 しかし、ジャックの言うことも筋が通っている。

 まとめます。
 この第3話を見ると、ドラマは葛藤だということがわかりますね。
 1時間の放送時間の中にどれだけ多くの葛藤を入れ込めるか。これでドラマの面白さが違ってくる。
 第3話はこの点ですごい!
 必見です!



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