平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

SMAP解散~「世界でひとつだけの花」を歌う5人のそれぞれの顔、それぞれの思い

2016年12月27日 | 監督・俳優・歌手・芸人
 SMAP×SMAPの最終回。
 SMAP5人が揃う最後でもある。

 中居正広さん。
『世界で一つだけの花』で、自分のパートでない所も歌っていた。
 まるでSMAPであることをひとつひとつ噛みしめるように。
 5本の指を一本一本立て、最後に手を手を振ってバイバイ、さようならのメッセージ。
 歌い終わると背を向けて涙。
 言葉はなかったけど、中居くんの思いは伝わってきたよ。

 香取慎吾さんは込み上げる感情を抑えて、顔がこわばっていた。
 時折、自分のパートでない所も歌っていた。
 中居くんのように泣いてもよかったのに必死に我慢していた香取さん。
 慎吾ちゃんもSMAPを愛してたんだろうな~。
 中居くんもよかったけど、慎吾ちゃんの表情が一番グッと来た。

 草彅剛さんは吹っ切れたのか冷静だった。
 おそらく、さまざまな葛藤をし、心の整理を経て、ここに来たのだろう。
 冷静に客観的にラストステージを味わっていた。
『世界で一つだけの花』は剛くんは主演を務めたドラマの主題歌だったし、気持ちはすでに役者としての<草彅剛>にシフトしているのかもしれない。

 稲垣吾郎さんは目に涙を浮かべていた。
 でも自分の顔がカメラで抜かれていることに気づくと、急に顔を作った。
 吾郎ちゃんらしいな(笑)
 稲垣吾郎は常に<稲垣吾郎>だった。

 木村拓哉さんは複雑だろうな。
 他の四人との隔たり。
 居心地悪さ。
 左端。
 こうしたラストを迎えたことへの苦さ。
 おそらくキムタクの中にあったのは、応援してくれた人たちへの感謝とプロ意識だろう。

 ラストでも5人5様の表情を見せたSMAP。
 5人はこれで心の清算をして、それぞれの道を歩いていく。
 <中居正広><木村拓哉><稲垣吾郎><草彅剛><香取慎吾>として生きていく。
 

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4 コメント

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アイドル (ho)
2017-01-04 12:59:21
今年もよろしくです。
最終回後の記事で気になったもの(抜粋)
夢とか希望は、私たちアイドルの仕事だ。

「アイドルってなんだ? 歌う、踊る、笑う、それだけの存在か? 
いや、きっと違う。
アイドルとは、最後まで夢とか希望を語れる人のことだ。
もし誰もそれを語らなくなっても、夢の大切さを、希望の在り処を、伝えつづけられる人のことだ。」


http://bylines.news.yahoo.co.jp/soichiromatsutani/20161227-00065908/
地上波テレビの葬送曲となった「世界に一つだけの花」──『SMAP×SMAP』最終回が伝えたこと
返信する
今までのテレビの一区切り (コウジ)
2017-01-05 07:58:33
hoさん

今年もよろしくお願いします。

>アイドルとは、最後まで夢とか希望を語れる人のことだ。

この点では、あのラストは大きく違っていましたね。
個々の心のドラマは十分に感じましたけど。

エンタテインメントに関わる者は舞台裏を見せてはいけないのかもしれませんね。
でもネットの時代ですから、さまざまな情報が出てしまい、舞台裏を隠すことは難しくなっている。
紹介していただいた記事を読んで、『SMAP×SMAP』最終回は今までのテレビの一区切りであることを感じました。
返信する
Unknown (hoho)
2017-01-07 19:03:10
参考(ここのブログは見ます)
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/a16c65c167c2a9c80a582e043b42dc71
SMAPの中居くんが辞めるっていうのが、僕にとっては
一番驚いた。中居くんは去らずとも木村くんは去るだろうと。
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舞台裏 (コウジ)
2017-01-08 10:58:34
hohoさん

教えていただきありがとうございます。
SMAPの解散騒動は、ジャニーズと芸能界、ジャーニーズとテレビ局、の図式を明らかにしましたよね。
タレントに夢を見たい当方としては、あまり見たくない舞台裏でした。
たとえば、木村さんのドラマを見ても、作品に入り込めない気がします。
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