一日中、誰とも話すことが無い、それは独り生活の現実かも・・・。

１月６日　晴れ

今日は昨日より良いお天気になりました。

お日様に照らされた食堂の床に埃が少し見えてしまって、
駄目な性分でまずは掃除機をかけました。
それからあるじへご挨拶をして、朝食は９時半を回っていました。

食事の片付けをしてから、羽織の解きにかかりました。
５年ぐらい前に、友人のお母様の羽織を戴きました。
そのままでは着られませんので、コートに直して頂こうかと思ったのです。

モクモクと解いて居ましたが、頭の中ではいろんな事が錯綜していました。
あるじが居なくなって、そんなに出かけないしコートに直しても着ないのでは？
と思ってしまう私が居ました。

そんなことを思いますと、この羽織を解いても仕方がないのでは、と思ったり。
ただ、このまま置いておいても着ないし、それなら邪魔になるだけだし・・・。
洋服にしても良いから解くだけは解いておこうと思い、解く手は休めませんでした。

何時間していたのでしょうか。
ちょっとお腹が空いてきたので、弘前からの贈り物のリンゴを食べて、
お茶をして一休憩しました。

食べてから無性に眠気が来てしまい、炬燵でちょっとお昼寝タイム。
ほんのわずかな時間でしたが、楽になりました。
また解き仕事の続きを始め、夕方暗くなりかかる頃に全部解きました。
羽織は３枚ありましたから、ちょっと大変でしたね。

一息ついた時、朝から誰とも話していないことに気が付きました。
毎朝、母に「おはよう」コールをしていますが、母は母の妹の家に行っていますので、
心配はありませんし、叔母に忙しい思いをさせたくありませんから電話は遠慮しました。

珍しく、今日は夕方まで全く電話も無かったのです。
私は解き物も終わりましたし、リコーダーでも吹こうかしら・・・、
と思っていましたら長女の下の孫息子から電話がありました。

「ぼく、逆上がりが出来るようになった」と言ってきたのです。
携帯に娘からメールが来ていましたが、私が気が付きませんでしたので、
少し前に「おめでとうメール」をしたのです。

２年生ですから、そろそろ出来るようにならないと困るのだそうです。
お兄ちゃんと二人で公園に行って、練習をしていたそうです。
とっても嬉しそうでした。これで体育の時間は、もっと楽しくなるでしょうね。

独りで生活することは、誰とも話さない日がある事を実感。
それを当たり前と思わないと駄目ですね。
それが嫌だと思うのでしたら、どこかへ出かけるか、自分で誰かに電話をするか、
どこかのケア・マンションに住むようにするか・・・。

ゆっくり考えます。
独りの生活を前向きに、楽しめるようになれれば良いのですが。