我が儘でも憎めない母でした。

３月２０日　日曜日　晴れ

今日も風が強かったです。
地震が来るまで、一人になってから毎日お洗濯をすることは有りませんでした。
でも、先日母が急逝した日、母の洗濯物が洗濯籠に入れてありました。３，４日分有りました。

着ていました寝間着も持って帰ってきましたので、母の衣類だけでもの干し竿が満杯になりました。
それでもし、わたしが急死したとき汚れ物を沢山残したく無いと思ったのです。
特にこの所、大きな地震が何時襲ってくるか解らないのですから要注意、と思っています。

全く気力が無く、それで食事も食べたくない、それで料理もしたくない・・・。
重症です。先日読書会の後、一緒に食事をして下さる方がいらしたので天ぷらもしましたのに。
一人ではそのエネルギーが出て来ないようです。料理は楽しみだったのですが・・・。

今日は少し頑張ってみようと思いました。
手始めに、料理がしやすいように冷蔵庫の中を片付け始めました。
庫内はわたしが作りました柚子ジャムとキューイジャムが様々な瓶に入れて並んでいます。

生姜味噌も大葉味噌も蕗みそも冷蔵庫に入れてあります。すぐ食べられる物はほとんどありません。
少し常備菜を作るようにしないと駄目ですね。母が亡くなる前からわたしの体調が悪かった・・・。
それで常備菜も食べられず、傷んでしまったのです。そんな時母が亡くなって、そのままでした。

冷蔵庫のジャムも生姜味噌も母のために保存していたのです。母を思いながら冷蔵庫の整理です。
着物を解いて針仕事をしても母が脳裏にへばりついてしまいます。
手のかかる我が儘な母でしたから、こんなに思い出してしまうのでしょうね。きっと・・・。
わたしの母は、とんでもなく我が儘でしたが心底憎めない母だったのです。