7月19日。今日は亡くなったあるじの生まれた日です。
毎朝、挨拶をしていますが、今日は好物の炊き込みご飯を供えようと準備しました。当時、三つ葉の種を蒔いたのかどうしたのかは知りませんが、今も庭に三つ葉の芽が出てきています。
この頃は、プランターに移植してますので、その三つ葉を使ったご飯にしました。具材を入れてご飯を炊き、炊きあがったご飯に刻んで水分をシッカリ除いた三つ葉を加えます。仕上げに炒りゴマを加えて出来上がり。三つ葉入りの味噌汁を供えました。
あるじのお誕生日を祝うのは夕食です。毎年ビールを供え、わたしもコップにビールを注ぎ乾杯をします。ただ、あるじは飲みませんので、勿体ない意識でわたしが飲みます。缶ビール1本飲むのですから、当然酔ってしまうのですが、毎年の行事にしています。
お昼頃、電話が鳴りました。母が生前お世話になっていた呉服屋さんの方でした。そのお店は一昨年閉店しましたので、その方にお目にかかる事は有りませんので、懐かしいお声に驚きました。
その方の生年月日が、生まれ年はあるじと同じで、生まれた日はわたしと同じという事を、呉服屋さんにあるじと初めて行ったときに知りました。あるじも奇遇を感じ、更に”肝っ玉母さん”のようなその方にあるじは好意を持ち、先方も好意を持って下さったようです。
”呉服屋さんにはいつ行くの?”とあるじに聴かれたので、”いつでも良いですよ、着物を買ってくださるのなら…”と言うわたしの言葉でその続きは無かったのですが…。
でも、わたしの”今日がお誕生日”という言葉で、”きっと、ご主人が電話をさせたのね”と言い、とっても懐かしがり喜んでくださいました。彼女は体調を崩し、入院為さっておられたとのこと。
歳と共に母の足が遠のき、わたしがお店に伺うようになりました。途中から長女も同行するようになりましたので、母とわたし、そして長女の三代がお世話になっていました。
母は10人の孫娘の七五三の着物は勿論、成人式の晴れ着も母はそのお店で揃えていましたから、お店の方は母の好みなども理解し対応して下さっていました。
その方が”今はまだ外出は出来ないけれど、連絡するから絶対会いましょうね”と言い、電話を切りました。その日が楽しみです。長女にも声を掛けるつもりです。
今日は、いつも以上にあるじのお誕生日を祝いたい気持ちになりました。
それに久しぶりの好天気。嬉しい日になりました。