フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

昨日作っていました”甘夏のゼライス”は、好評でした。嬉しかったです。

2017-04-26 21:07:38 | 読書会
10時から読書会でした。今日は湊かなえ著「告白」を読みました。
個人的には、この様な小説より、どちらかと言えばエッセイの方がわたしは好きです。
毎回、本を決めるのはメンバーの方たちで、わたしは図書館との連絡と本を借りに行くだけです。

メンバーの方たちも、サスペンス好きな人、時代小説が好きな人、歴史的なことが好きな人など、
当然ですが好みはさまざまです。
でも、今月の本が決まりますとそれを全員で読む事で、自分では決して選ばない本を読む訳で、
結果、その人の作品が好きになる事も有ります。

「告白」は、教え子に娘を殺害された母親が、犯人の生徒への復讐手段が巻き起こす諸々の話です。
子供を殺害された辛さは理解出来ても、警察が事故死として処理をしても、母親は意義を唱えず、
教師を辞め、教え子である2人の生徒に普通では考えられない復讐を、企て実行するのです。

殺害された娘の父親は、エイズ患者でした。その父親の血液を犯人の生徒の牛乳に混入させたと、
離任の挨拶の時、クラス全員の前で話します。
犯人の二人の男子生徒の1人は不登校になり、いずれはエイズに感染する、と言う恐怖に苛まれます。
もう1人の生徒は、登校するのですがクラスメイトに苛められます。

その子たちの苦悩、家族の苦悩、新任の教師の言動が細かく書かれています。
終始緊張しながら読みました。
ただ、小説の最後にエイズか案者の父親が、阻止をして問題の血液は呑まされていなかったのです。
ちょっとホッとしました。

教師の復讐行為には、意義を唱えるメンバーが多かったです。
きちんと罪を償わせるべきだった、と言う意見が大半でした。

来月は珍しく翻訳本で、「話を聞かない男、地図が読めない女」です。


「告白」の話をしながら、ゼライスで固めた甘夏を食べたのですが、喜んで下さいました。
製作者としては、ちょっとゼラチンが多かったような気がしましたが、
メンバーの方は、丁度良いと言って下さいました。好みの問題でしょうね。
オレンジピールも、好評でした。コーヒーとの相性は良かったみたいです。嬉しかったです。
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