『リーダーは半歩前へ』、『ついて来れなければ半歩下がれ』姜尚中氏の講演を筆者が所属している協会で聴きました。正直あまり期待はしていなかったのですが、熊本から出張し都立大学の喫茶店に入ろうとしたら老人ばかりでしかも入れなかったと東京と熊本の違いをユーモラスに語りしかも講義中真摯な態度でかなり良かったです。日本の若者に欠落しているのは『モチベーション』だそうです。ある程度豊かになるとモノや助けはあって当たり前と感じてしまうのでしょう。主題のリーダー論リーダーは『言葉の力』が必要。リーダーの資質①オーラ➁責任③歴史観だそうです。学者は得てしてやたらと難解な文章を書くことが、偉い事だとだという錯覚をしがちですが、この方は話が分かりやすい。しかし、メルケル首相をサッチャー以上のリーダーと持ち上げたり主観が強すぎる。日本の民主党も以前応援していましたね。日本の政治リーダーについては『島尻沖縄北方担当大臣が文書に書かれた歯舞(はぼまい)の文字が読めなかった件で、北海道新聞が「大臣はもっときちんと勉強を」を苦言を呈す記事を公開したところ、その記事につけた読みがなが「ほぼまい」となっていて間違っていたことが分かった。』など政治家・マスコミがみっともないほど専門知識を欠きポピュリズム※政治家が多すぎる。今後の重要課題は①消費増税など重要問題で良い悪いの判断が出来ない決断力・専門性のなさ。➁日本の関わりが重要な北朝鮮問題を取り上げていました。拉致問題の解決には5か国による核・弾道ミサイルの解決を掲げていましたが?非現実的で学者らしく理想に走り疑問符がつきます。しかし、姜尚中 氏は低音で説得することばの力があります。
企業が抱える問題についてどのように対処すればいいのか、リーダーに必要なスピード感・正確さ・多様性について、自身の経験を通じてお話します。
※ 政治に関して理性的に判断する知的な市民よりも、情緒や感情によって態度を決める大衆を重視し、その支持を求める手法あるいはそうした大衆の基盤に立つ運動をポピュリズムと呼ぶ。