子供の頃の親との関係が、人の人生に大きな影響を与えることは良く説かれています。機能不全家族、アダルトチルドレン(アダルトサバイバー)、「毒になる親」などの単語が一般の方にも知られているような状況ではありますが、抜け出せず、生涯に渡り影響を与え続けることもあるようです。このようなことにならないためにも成人後、自分を客観的・俯瞰的にみることは重要です。子供は親を選べない。筆者も親ですから分かりますが、親の優劣は確実に存在する。こんな親だったら大変だと思える親も存在します。しかも、その差は縮まるどころか開く一方です。学校教育で中学・高校まで結果平等のパラダイスな世界を教え込れ社会に出て就職し初めて厳しい現実を知らされる影響もあるでしょう。しかし、成人後は自分の人生は自分で選べるのです。そのためには一歩踏み出す勇気を持つこと。自分で判断を下せる能力を高めることです。筆者の好きな言葉、人生気づいた時が『Birthday』です。
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子供の頃のトラウマは、単に成長するにつれて回復するようなものではありません。小児科医であるナディン・バーク・ハリスはこう説明しています。繰り返し行われる虐待やネグレクトのストレス、親の精神疾患の苦しみや薬物中毒の問題は、脳の発達にとって、現実的で確実な影響を持っていると。非常に深刻なトラウマを経験した人たちへの影響は生涯に渡り、肺癌や心臓疾患のリスクが通常の3倍あるという事が明らかにされています。このトークは、トラウマの予防と治療に、妥協せずに立ち向かう、小児科医療に対するの熱のこもった嘆願です。
追加 東京都よりコピー 子供は虐待をされても、周りになかなか訴えることが出来ません。周りに言ってしまうことでさらにひどい仕打ちを受けることになったり、親に見捨てられてしまうのでは、と怯えている子供が多くいます。また、虐待をされるのは「自分が悪いせいだから」と思い込んでしまう子供もいます。
さらに、虐待という行為は子供たちの身体と心に深刻な影響を及ぼし、さまざまな症状として現れます。