日経平均がバブル期の1988年2月以来、約29年8カ月ぶりに13営業日連続で上昇しました。来年の春闘での賃上げは固い。米国株の史上最高値更新に助けられている部分もありますが、企業業績がいい。しかし、個人は「人の行く裏に道あり花の山」金融市場において他人と逆の行動をとることによって大きな利益を得ることができるという趣旨の言葉”裏の道”に行っていたつもりが、ふたを開けてみると表の道を歩んでタイトルのように6~7割が株式投資で負け本末転倒です。これからは上がったら買う、勝手に売り時を決めず、消費税引き上げなどで本格的に下がりだしたら、追加買いせず、売るというパターンが本線です。日本株は世界的に完全な出遅れ状態日銀の買いや、リスクマネーが流入し、年末年始にかけ急騰すら考えられます。
以下抜粋コピー
個人が取る売買パターン
- ① 下がりだすと買いを入れる(押し目買い)。上がりだすと売りを入れる。
- ② 買値から少し上がったところで利確するか、いったん下げてから買値まで戻したところで売る。
- ③ 下がり続けた場合は追加購入するか我慢し、我慢しきれなくなったら(マイナス2~4割)売る。上がり続けた場合は売り、我慢しきれなくなったら買う。個人投資家がとりがちな行動の逆をすることが”裏の道”になるのかもしれません。具体的には以下の通りです。
- 個人が利益を上げられる成功する売買パターン
- ① 上がりだすと買いを入れる。下がりだすと売りを入れる。
② 買値から少し下がったところで損切りするか、いったん下げてから買値まで戻したところで買う。
③ 下がり続けた場合は追加購入せずすぐ売る。上がり続けた場合は買い、満足のいく利益が乗ったら利確する。
これが個人投資家にとっての”裏の道”です。
プロは順張り、個人は逆張りという傾向がうかがえるということです。では順張りと逆張りはどのような差があるのでしょうか。
順張りとは相場が高くなると買う、あるいは、相場が安くなると売ることをいいます。メリットは、一方向に動く相場において利益を最大化させることができることです。トレンドは長く続けば、利殖の期間も長くなる点が特徴です。反面、トレンドの発生・転換を見極めなければ利益が絵に描いた餅になってしまいます。
逆張りは、相場が悪い時に買う、あるいは、相場が良い時に売ることをいいます。メリットは短期間で利益を得ることができるという点です。トレンドが崩壊するまでの期間は、そのトレンド期間の半分から3分の1程度であるといわれています。これは、資金が集中するまでに時間がかかるかわりに、換金するのは同じタイミングであることからです。そのため、大きな値幅を短期間でとることができるという妙味があるのです。
個人投資家で逆張りを好む傾向があるのは、「安く買って高く売る」という基礎を忠実に守ろうとしているからなのかもしれません。しかしながら、どこが転換点であるかをきちんと見分けなければ、トレンドが崩壊するまでに資金が尽きてしまいます。2016年の日経平均についてプロが出した予想が大発会で4割、1月半ばの時点で9割外れていた*²ことからも明らかなように、相場の天井と底を見極めることはできません。逆張りは安物買いの銭失いになる危険もあり、順張りよりも実は難易度が高いのです。