民進党は「9月の両院議員総会で希望の党への合流を『前原代表一任』と決めて失敗し、立憲民主党と希望の党、無所属と分断していますが、核となる立憲民主党で早速セクハラ疑惑発生です。「期待はあっという間にどこかに行ってしまう」と枝野代表は選挙直後の永田町の都合による合従連衡を否定していますが、元々同じ民進党にいた仲間で、「一緒に代表一任」排除の論理は通用しないでしょう。分裂騒動の火種であった山尾志桜里議員の立憲入党やセクハラ疑惑の青山議員など問題噴出ですが、友党である希望の党でも党を中心的に創設し今回の衆議院選挙で落選の希望の党・若狭氏が政界引退です。あたかも「議員の座を守る救命ボート」が定員オーバーになり、船長が海に投げ出されたようです。希望の党から「憲法改正」や「安保関連法」で踏み絵を踏んだはずの議員たちの裏切り、「集団離党」もささやかれている中、民進党に残されている100億円超もの政党助成金のゆくえを含めて、有権者を裏切る、大義なき野党再編には目が離せません。
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立憲民主党は26日の役員会で、同日発売の「週刊文春」で元秘書へのセクハラ疑惑が報じられた青山雅幸衆院議員(比例東海)について、無期限の党員資格停止処分とし、来月1日に開会する特別国会で立憲会派に入れない方針を決めた。本人の弁明手続きを経て、月内に正式決定する。
青山氏は弁護士出身。今月の衆院選は立憲公認で静岡1区から立候補し、比例復活で初当選した。週刊文春によると、同氏の法律事務所で秘書をしていた女性がセクハラ被害を受けたと証言した。青山氏は「私の認識とは異なる部分もあるが、女性の訴えは真摯(しんし)に受け止めて、傷つけたとすればおわび申し上げたい」とのコメントを出した。