翁長氏は8日に死去する前、後継として、県内小売り・建設業大手「金秀かねひでグループ」の呉屋守将会長(69)と玉城氏の名前を挙げた音声を残していたというテープが出てきて、沖縄県知事選挙は様相が様変わりです。その呉屋氏の固辞により、玉城(たまき)デニー衆院議員と前宜野湾市長の佐喜真(さきま)淳(あつし)氏(54)の一騎打ちになるようです。自民党・与党対野党連合でもあり、来月は沖縄が熱い。
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翁長雄志(おながたけし)氏の死去に伴う沖縄県知事選(9月13日告示、同30日投開票)に、自由党幹事長の玉城(たまき)デニー衆院議員(58)(沖縄3区)が出馬を検討していることが19日わかった。玉城氏は周辺に「翁長知事と同じような選挙態勢の状況がつくられることが条件だ」などと語った。
翁長氏を支援してきた政党などでつくる団体は19日、候補を玉城氏と県内の小売り・建設業大手の「金秀(かねひで)グループ」の呉屋(ごや)守将(もりまさ)会長(69)の2人に絞り込んだが、呉屋氏は出馬要請を固辞した。今後は玉城氏を軸に擁立作業が進みそうだ。
一方、立候補の意向を表明していた元沖縄観光コンベンションビューロー会長の安里(あさと)繁信(しげのぶ)氏(48)は19日、出馬を断念すると発表した。
安里氏は那覇市内で記者団に「(保守系候補の)一本化に協力すべく出馬を断念する」と述べた。保守系候補は、前同県宜野湾市長の佐喜真(さきま)淳(あつし)氏(54)だけになる見通しとなった。
宜野湾市選挙管理委員会は19日、佐喜真氏の辞職に伴う市長選の日程を9月23日告示、同30日投開票と決めた。投開票は県知事選と同日となる。
市長選では、自民党県議らでつくる選考委員会が同市副市長の松川正則氏(64)の擁立を決めている。翁長氏を支えてきた政党なども候補擁立を目指している。
佐喜真氏は知事選に出馬するため、今月18日付で市長を辞職した。