仏の姿
四、仏がこの世に現れたことも、また隠れたことも、因縁を離れてあるのではない。人々を救うのによいときがくればこの世にも現れ、その因縁が尽きればこの世から隠れる。
仏に生滅の相はあっても、まことに生滅することはない。この道理を知って、仏の示す生滅と、すべてのものの移り変わりに驚かず、悲しまず、まことのさとりを開いて、この上ない智恵を得なければならない。
仏は肉体ではなくさとりであることは . . . 本文を読む
仏説阿弥陀経
姚秦 三蔵法師鳩摩羅什 詔奉訳
『序分』
かくのごとく、我聞く。一時、仏、舎衛国の祇樹給孤独園にましまして、大比丘衆千二百五十人と倶なりき。みなこれ大阿羅漢にして衆に知識せらる。
長老舎利弗、摩訶目乾連・摩訶迦葉、摩訶迦旃延、摩訶拘絺羅。離婆多。周梨槃陀迦。難陀。阿難陀。羅睺羅。憍梵波提。賓頭盧頗羅墮。迦留陀夷。摩訶劫賓那。薄倶 . . . 本文を読む